【MLB】ブリュワーズ5-12レッドソックス(4月23日・日本時間24日/ミルウォーキー)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」で先発出場し、8回の第5打席に2打席連続となる3号満塁ホームランを放った。同じ8回の第4打席には13試合ぶりとなるライト越えの2号ソロを放っていたが、味方打線が爆発し打者1巡して回ってきた第5打席にまたもライト越えに飛距離407フィート(124.1メートル)の豪快な満塁ホームラン。1イニング2本塁打の快挙を達成した。試合後には不振脱出の理由に「打撃コーチとコミュニケーションを取って、いいところを見つけ出してくれて、打席に迷いなく入れるようになりました」と語った。
吉田の前日までの成績は61打数13安打9打点1本塁打で、打率.213。4月20日(日本時間21日)のツインズ戦で連続ノーヒットを21打席で止めると、その試合でマルチ安打を記録。翌日、翌々日と3試合連続でヒットを重ね、打率も2割台へと回復していた。また得点圏では前日まで16打数5安打8打点1本塁打、打率.313と勝負強さも健在。リーグトップの得点数を誇るレッドソックス打線の中でも、大事な得点源となっている。
この日の試合でも1回1死一、三塁のチャンスで第1打席を迎えるとライトへ犠牲フライ。きっちりと打点を稼ぎ仕事を果たしていた。なお第2打席は空振り三振、第3打席はファーストゴロだった。それでも第4打席は変化球をしっかり呼び込んで強振すると、打球速度175.2キロの弾丸ライナーをライトスタンドに叩き込む2号ソロ。久々の感触にベンチでも満足そうな笑みを見せていた。
NPB・オリックス時代は5年連続で規定打席に到達しての3割超をマーク。7年で884安打、通算打率.327というハイアベレージを誇る天才打者が、少しずつメジャーの投手に慣れてきたのか、コンスタントにヒットを放ち、さらにホームランまで出てきた。これからどこまで数字を伸ばしていけるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)




