4月25日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、オリックスの新助っ人・コットンが披露した変幻自在の“魔球”ともいうべきチェンジアップが、早くも野球ファンの間で大きな注目を集めている。
【映像】 謎の助っ人の“恐怖の魔球”
3-5、オリックス2点のビハインドで迎えたこの試合の3回。2番手・吉田凌の後を受け、三番手で来日初登板のマウンドとなったコットンは、この回先頭の日本ハム7番・アルカンタラへの2球目に、得意のチェンジアップで見逃しを誘うと、その後もこのチェンジアップを連発。単に遅いだけでなく、ふわふわと大きく変化するこの“魔球”を武器に、終始、日本ハム打線を翻弄。4回を投げ、1点を失ったものの、日本ハム打撃陣から9つの三振を奪う“怪投”で、嬉しい初白星を飾った。
コットンが披露したこのチェンジアップについて、4月28日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』に出演した元・北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏は、「見てたんですけど、選手が全員この球を空振りしていました。タイミングとれてないなというのが印象的だったので、この球を打つのには時間がかかりそうですね。」と、攻略難度が極めて高いタイプの変化球であると指摘。その理由として杉谷氏は、「チェンジアップと言っても、タイミングを抜くだけじゃなくて、変化量もすごくある」と、一般的なチェンジアップとは違い、不規則に曲がりながら落ちていく、強烈ともいえるその変化量ゆえに、攻略しづらいことを解説した。
その上で杉谷氏は、「どうやって投げてるのか聞いてみたいですよね。」と、興味深々な様子で映像を眺めていたものの、番組司会の辻歩アナウンサーから「もし杉谷さんが打席にいたら、ちょっとあれはイヤですか?」と訊ねられると、「イヤですね」と即答。「それでいて真っ直ぐ150km/h超えてきますので。タイミングが違うもん、打てる気がしないかな。」と、完全に“お手上げ”といった様子でコメントした。
なお、こうしたコットンの“魔球”と、それを武器にした“怪投”に、ネット上の野球ファンからは「投球動画みたけどマジで意味わからんチェンジアップやなw軌道が異次元すぎるw」「オリックスのコットンとかいう選手の球凄いな チェンジアップ?シンカー?」「コットンのチェンジアップえげつないな」「オリックス、コットンさんのチェンジアップみたいな球なにあれ。 なんか時空歪んでる感ある。」「やべぇコットン歴代助っ人の中でもトップレベルで好きかもしれない 魔球チェンジアップ使いどストライクなんよ」といった反響が、続々と寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)