ブンデスリーガ第30節が29日に各地で開催された。
前節終了時点で来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である4位につけていたフライブルクは、敵地でケルンと対戦。試合はスコアレスで迎えた54分に動く。フライブルクは左コーナーキックを獲得すると、クリスティアン・ギュンターの放ったボールをニアサイドでルーカス・ヘーラーが逸らし、ファーサイドに走り込んだ堂安律がダイビングヘッドを沈めた。最終的にはこのゴールが決勝弾となり、フライブルクが3連勝を記録。今季のブンデスリーガ5ゴール目、公式戦では7ゴール目を挙げた堂安は72分までプレーした。
直近のブンデスリーガ3試合を無敗で駆け抜けているシュトゥットガルトは、現在2戦未勝利のボルシアMGとホームで対戦。試合は立ち上がりからシュトゥットガルトが主導権を握り、22分にはヴァルデマール・アントンのパスからセール・ギラシがバックヒールで先制ゴールを決める。対するボルシアMGは78分、最終ラインからボールを持ち運んだ板倉滉がワンツーから右足でミドルシュートを放つと、これが相手のハンドを誘発してPKを獲得。ユリアン・ヴァイグルがこのPKを真ん中に決めて試合を振り出しに戻した。
だが、板倉は直後のプレーにて、スルーパスで裏のスペースへ飛び出したティアゴ・トマスを倒してしまう。当初はイエローカードが提示されたものの、オンフィールドレビューの結果カードの色が変更。板倉は退場処分となってしまった。このプレーで得たPKをタンギー・クリバリが落ち着いて決め、シュトゥットガルトが勝ち越しに成功。試合はこのままタイムアップを迎え、シュトゥットガルトがブンデスリーガ4試合、公式戦5試合無敗を維持した。シュトゥットガルトの遠藤航はフル出場を果たした一方、原口元気はメンバー入りしたものの出番なし。伊藤洋輝は累積警告による出場停止のためメンバー外となった。
現在ブンデスリーガで8試合未勝利(4分4敗)のフランクフルトは、ホームでアウクスブルクと1-1のドロー。長谷部誠、鎌田大地は共にフル出場を果たした。シャルケはホームにブレーメンを迎え、2-1で勝利。負傷していた吉田麻也は3試合ぶりのスタメン入りを果たし、2試合ぶりの白星に貢献している。
今節の結果は下記の通り。
■第30節結果
▼29日
ライプツィヒ 1-0 ホッフェンハイム
ウニオン・ベルリン 0-0 レヴァークーゼン
ケルン 0-1 フライブルク
フランクフルト 1-1 アウクスブルク
シュトゥットガルト 2-1 ボルシアMG
シャルケ 2-1 ブレーメン