将棋の第8期叡王戦五番勝負第3局は5月6日、藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、20)と挑戦者の菅井竜也八段(31)が現在対局中だ。菅井八段の後手三間飛車で始まった本局は、午後4時時点で中盤の難解なねじり合いが繰り広げられている。3連覇を目指す藤井叡王、奪取を狙う菅井八段、先にタイトル獲得に“王手”をかけるのはどちらか。
本局は先手番の藤井叡王が居飛車、後手番の菅井八段は3局連続で三間飛車を志向。前局と先後を入れ替え、再び相穴熊戦となった。さらに菅井八段は手損して四間飛車に振り直す工夫を披露。先に仕掛けた藤井叡王に対し、菅井八段も応戦。しかし、藤井竜王が攻守の起点となっていた飛車を自陣を引いたことで再び仕切り直しとなっていた。
じりじりと難解な中盤戦が展開されており、ABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。午後4時時点で、藤井叡王が持ち時間が残り1時間を切っている。今後の終盤戦に向けて、抜け出すのはどちらか。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午後4時時点での残り持ち時間】
藤井聡太叡王 53分(消費3時間7分)
菅井竜也八段 1時間9分(消費2時間51分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)