解説棋士も、悩むが2択のどちらかと断言したところに、斜め上を行く第3の手を指されてはお手上げだ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Bリーグ第1試合、チーム羽生とチーム山崎の対戦が5月6日に放送された。この第2局で、リーダー山崎隆之八段(42)はチーム羽生・梶浦宏孝七段(27)と対戦。後手の山崎八段が一手損角換わりを用いた序盤から独創的かつテンポのいい指し手でペースを握ったが、中盤から梶浦七段が反撃開始。この流れで梶浦七段が放った一手に、山崎八段が取らずに逃げる選択をしたことで解説を務めた阿久津主税八段(40)が「えー!自分の人生観にはない」と驚きの声をあげた。