強烈打球がベテラン球審のあごを直撃ふらつく球審にすぐさま駆け寄るキャッチャーに称賛の声

【MLB】カブス1−3カージナルス（5月8日・日本時間9日／シカゴ）

　カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が「1番・ライト」で、カブスの鈴木誠也が「5番・ライト」でそれぞれスタメン出場したジャパン対決で2回、カージナルスの打者が打った打球が球審のあごを直撃するアクシデントが起こった。まさかの事態にすぐさま駆け寄ったキャッチャーの行動に称賛の声が溢れた。

【映像】まさかのアクシデント…球審にボールが直撃する痛い瞬間

　この道23年のベテラン審判であるバックナー氏に悲劇が起こったのは2回、カージナルスが1点を先制し、なおも2死一・二塁の場面だった。打者キズナーは初球から振っていくもファールとなったが、真後ろに飛んだ打球がそのまま球審のあごを直撃してしまう。その瞬間、スタンドのファンからは球審を心配するどよめきが起こり、バックナー氏もよろめいたようにふらつく様子を見せた。カブスの捕手バーンハートもすぐさま反応。すぐに駆け寄ると、ふらつくバックナー氏を支える様子を見せた。

　打球があごに直撃するまさかのアクシデント映像のリプレーが映し出されると、ABEMAの実況も「いわゆるボクシングなんかでいうアッパーですね、それがちょっと入ったような感じになったんではないでしょうか」と心配そうに状況を伝えた。

　まさかのアクシデントにABEMAの視聴者も「痛え」「やべえ音」「脳震盪とか大丈夫か」「アゴ揺らされたか」「無理しないでほしい」など心配する声が相次いだほか、真っ先に駆け寄っていったバーンハートの行動に「キャッチャーすぐ駆け寄ってすごいな」「すぐに駆け寄るキャッチャー優しい」など称賛する声も多く見られた。

　脳震盪の心配などもあり、バックナー氏は交代するかと思われたが、3分ほど様子を見たあと再度メットをかぶり自分の職務に復帰。球場も球審を続行したバックナー氏に拍手を送っていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）