将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が5月10日、王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で中川大輔八段(54)と対局を行っている。自身初の王座挑戦、全八冠制覇に向けて重要なトーナメント初戦は、藤井竜王の先手で角換わりの出だしとなった。
両者にとって通算3局目の対戦。これまでの対戦成績は藤井竜王の2勝となっている。振り駒で藤井竜王の先手となると、得意の角換わりの出だしとなった。後手の中川八段は居玉のまま独創的な陣形整備で工夫を見せており、今後の構想にも大きな注目が集まっている。
ABEMAの中継に出演した佐藤慎一五段(40)、長谷部浩平五段(29)は、「やや珍しい駒組みとなると評価値がガクっと下がる場合が多いが、中川八段のバランス感覚の良さが出ている」とコメント。ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を示しており、午後からの本格的な戦いに向けて、ますます目の離せない展開となりそうだ。
持ち時間は各5時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 豚の山椒焼き
中川大輔八段 カツカレー(大)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 4時間21分(消費39分)
中川大輔八段 3時間41分(消費1時間19分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)