将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）が5月10日、王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で中川大輔八段（54）と対局を行っている。王座初挑戦と八冠獲得へ期待が寄せられる藤井竜王にとって重要な初戦は、夜戦を経ていよいよ終盤戦へ。このままリードを拡大させ、勝利を手にすることができるか。
本局は、藤井竜王の先手で得意の角換わりの出だしに。後手の中川八段は力強い駒組みで独創性をみせる展開となった。解説の屋敷伸之九段（51）も「見たことがない序盤の構想」とコメントしたが、藤井竜王は自然な対応。受けと攻めを織り交ぜて徐々にリードを広げている。中川八段は側面を狙われると厳しい陣形となっており、屋敷九段は「後手にとっては厳しい局面。ここを持ちこたえられるか」と加えていた。
ABEMAの「SHOGI AI」は藤井竜王優位の数字を示しており、今後の終盤戦に向けてさらに注目度を高めている。持ち時間は各5時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太竜王 玉子炒飯
中川大輔八段 五目そば
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 2時間11分（消費2時間49分）
中川大輔八段 30分（消費4時間30分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
