ルカク

 セリエA第35節が13日に行われ、リーグ戦4連勝中の4位インテルと13位のサッスオーロがジュゼッペ・メアッツァで対戦した。

 インテルはミッドウィークに行われたミランとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグに先勝し、公式戦では目下6連勝中と絶好調。そのCLからは数名を入れ替え、ホアキン・コレアやロメル・ルカクがスタメンに名を連ねた。

 試合開始から10分、先にゴールネットを揺らしたのはサッスオーロだったが、左サイドからのクロスに合わせたドメニコ・ベラルディのゴールは、VARの末にオフサイド判定となりノーゴールに。すると41分、ゴール正面のボックス手前でDFを背負いながらパスを受けたルカクが左サイドに流れるホアキン・コレアをオトリにして素早く反転し、左足でシュート。これがゴール右に決まり、インテルが先手を奪った。

 さらに55分、右サイドでボールを持ったラウル・ベッラノーヴァの鋭いクロスがオウンゴールを誘発し、インテルが加点。さらに58分、ゴール正面やや右のボックス手前から途中出場のラウタロ・マルティネスが左足を振り抜くと、DFの足に当たってコースの変わったシュートがゴールネットを揺らした。

 インテルが後半の立ち上がりに得点を重ね、一気に試合を決めたかと思われたが、63分にボックス右でボールを持ったベラルディのクロスにファーサイドへ走り込んだマテウス・エンリケが合わせてサッスオーロが反撃。77分には、左サイドからのクロスにボックス中央のダヴィデ・フラッテージが頭で合わせて1点差に迫った。

 しかし90分、マルセロ・ブロゾヴィッチのパスを受けたルカクがボックス左に侵入。角度のない位置から左足を振り抜くと、GKの左を抜いたシュートがネットを揺らして勝利を決定づけた。結局、試合はインテルが4-2で勝利し、リーグ戦では5連勝を達成。前日の試合で引き分けたラツィオをかわして3位に浮上した。

 インテルはこの後、中2日でミランとのCL準決勝セカンドレグに臨み、21日開催のセリエA第36節では敵地でナポリと対戦。一方のサッスオーロは19日にモンツァをホームに迎える。

【スコア】
インテル 4-2 サッスオーロ

【得点者】
1-0 40分 ロメル・ルカク(インテル)
2-0 40分 オウンゴール(インテル)
3-0 40分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
3-1 63分 マテウス・エンリケ(サッスオーロ)
3-2 77分 ダヴィデ・フラッテージ(サッスオーロ)
4-2 90分 ロメル・ルカク(インテル)