レアル・マドリードは、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの獲得に再度動くことはないようだ。14日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
昨季、PSGとの契約が満了を迎える際にエンバペとはほぼ合意していたとされるレアルだったが、最終的にエンバペはPSGとの契約延長を決断し、移籍には至らなかった。しかし、エンバペとPSGの関係悪化や現行契約が2024年夏までとなっていることなどを理由に、レアルが再び獲得に乗り出すのではないかという噂は絶えない。
しかし、報道によると、現時点ではレアルが再びエンバペの獲得に動く可能性はないという。レアルは、昨季に続いて今季も大活躍を続けているブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに全幅の信頼を寄せており、エンバペに多額の移籍金を費やす必要はないと考えているようだ。
また、レアルはPSGとの交渉を避けており、1ユーロも支払うつもりはない模様で、PSGの財源を潤すことはしたくないとのこと。少なくともレアルの短期的な構想にエンバペは入っておらず、レアル首脳陣は今季の公式戦で23ゴール21アシストを記録し、印象的な活躍を続けるヴィニシウスに満足していると見られている。