ラ・リーガ第34節が14日に行われ、バルセロナがエスパニョールを4-2で下した。この結果、バルセロナは勝ち点を「85」まで伸ばし、4試合を残してのラ・リーガ優勝が決定。試合後、スペイン代表MFペドリが『モビスタール』のインタビューにて喜びを明かした。
試合は立ち上がりからバルセロナがエスパニョールのゴールを脅かす展開に。11分には左サイドを破ったスペイン代表DFアレハンドロ・バルデからの折り返しをポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが決め、早い時間帯に先手を取った。その後は20分にバルデ、40分にレヴァンドフスキがゴールを決め、3点リードで後半に突入。53分にはフランス代表DFジュール・クンデがヘディングシュートを沈め、勝利を決定付けた。最終的には2点を返されたものの、試合は4-2でタイムアップ。“バルセロナ・ダービー”を制して4シーズンぶり通算27回目のラ・リーガ制覇を成し遂げた。
試合後、ペドリは「ここに来てもう3年目になる。そろそろ大きなタイトルを獲りたいと思っていたんだ。家族やいつも近くで僕を支えてくれる人々、そして僕自身にとっても非常に嬉しいことだね」と優勝の喜びを口にした。試合については「ライバルに敬意を払いつつも、今日この場所で優勝を決めたいと思っていた。僕らはリズム良く試合に入ることができ、早い時間帯にゴールも決められた。その後も同様にうまくゲームを支配しながら『ここで優勝を逃しちゃいけない』と感じていたんだ」と語っている。
ペドリは共にバルセロナ中盤を支えてきたスペイン代表MFガビについても言及。ペドリがバルセロナに加入してから2年目(※加入初年度の古巣ラス・パルマスへのレンタル期間除く)の2021-22シーズンからトップチームに定着したガビについて「彼は並外れた、特別な存在だ」と明かすと、「彼は闘争心溢れるプレー、チームへのコミットメント、さらには高いクオリティを持っている。ピッチ内外で彼のことはよく理解しているつもりだ」と続け、2歳下の“相棒”を称賛。「彼とここで共にプレーを続けられればと思っているし、今後もより多くのタイトルを勝ち獲りたい」と話した。
加えて、今シーズン限りでの退団を発表した元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツに関しては「僕は彼にもう1年契約を延長するのか尋ねたことがあるんだ。彼がいるのといないのとでは、プレーに大きな差が出てしまう」と語っただけでなく、「彼のような選手の代わりはいない」と唯一無二の存在であることを強調。ブスケツと同じく選手として長年バルセロナを支え、今はベンチで指揮を執るシャビ・エルナンデス監督については、自身が成長するために欠かせない存在だったと感じているという。
「シャビはすべての面で僕を成長させてくれた。彼は現役時代の経験から僕に多くのアドバイスをくれる。どのようにターンするのか、どのように周囲の状況を見るのか、このポジションの選手に求められる数多くのことを授けてくれたんだ。シャビがこれからもずっと一緒にいてくれることを願っている」