“入口があって出口がない島”香川・大島 「ハンセン病 隔離・差別の背景」に知識不足と誤解 2人の10代が啓発活動

「大島は人間を捨てた島だ」
「大島には入口があって出口がない。一度入ったら出られない」
　ハンセン病にかかっているというだけで隔離され、人間として扱われなかった。そんな悲しい歴史が香川県の大島にある。
【映像】発信活動行う2人の10代女性
　かつて多くのハンセン病患者が強制隔離された国立病療養所「大島青松園」。入所者の平均年齢が85歳を超えた今、差別や偏見の歴史をどう継承していくかが課題となっている。
　そんな課題に関心を持ち、その歴史を学び始めたという2人の10代。そのなかで取り組んだのがハンセン病問題に関する人権啓発活動「Project O」だった。