チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグが16日と17日に行われ、今季のCL決勝戦に進む2チームが出揃った。
16日にはインテル(イタリア)とミラン(イタリア)の“ミラノ・ダービー”が開催された。エディン・ジェコとヘンリク・ムヒタリアンのゴールでファーストレグを2-0で先勝していたインテルは、セカンドレグでは安定した試合運びを見せる。スコアレスのまま迎えた74分には、ロメル・ルカクからのパスを受けたラウタロ・マルティネスが左足でシュートをねじ込んだ。試合はこのまま90分間が終了。2試合を通してミラン相手に失点を許さず、インテルが2戦合計スコア3-0で決勝戦行きの切符を掴み取った。
17日にはマンチェスター・C(イングランド)がレアル・マドリード(スペイン)をホームに迎えた。ファーストレグはヴィニシウス・ジュニオール、ケヴィン・デ・ブライネと両チームそれぞれの選手が決めた“ゴラッソ”により1-1でタイムアップを迎えていたが、セカンドレグでは立ち上がりからマンチェスター・Cが圧倒。序盤はティボー・クルトワのビッグセーブに苦しめられながらも、23分に右サイドでの見事な崩しからベルナルド・シルヴァが均衡を破る。37分にB・シルヴァがこぼれ球を頭で押し込んでリードを広げると、後半にもオウンゴールとフリアン・アルバレスの得点で2点を追加。圧巻の攻撃力を武器にパーフェクトな試合を披露したマンチェスター・Cが2戦合計スコアを5-1とし、2シーズンぶりに決勝戦へと駒を進めた。
この結果、今季のCL・決勝戦はマンチェスター・Cとインテルの対戦カードに決定した。今季プレミアリーグ、FAカップ、CLと“トレブル”(3冠)達成の可能性を残すマンチェスター・Cは、クラブ史上初となる悲願のCL制覇を狙う。一方、インテルが狙うのは2009-10シーズン以来のCL優勝だ。ジョゼ・モウリーニョ監督(現:ローマ)に率いられてイタリア勢初の3冠を達成したシーズン以来、13シーズンぶりに欧州の頂を目指す。
なお、両者は公式戦において初の対戦に。「イングランド勢vsイタリア勢」の決勝戦で見ると、ミランがリヴァプールを2-1で破った2006-07シーズン以来、16シーズンぶりのこととなる。なお、試合は6月10日、トルコ・イスタンブールの『アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ』にて行われる。
▼2022-23シーズン・CL決勝戦
対戦カード:マンチェスター・Cvsインテル
開催地:アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ(イスタンブール/トルコ)
日時:6月10日の28:00(11日の4:00)
※表記は日本時間