ジョゼ・モウリーニョ監督

 ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、レヴァークーゼン戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 ヨーロッパリーグ(EL)準決勝・セカンドレグが18日に行われ、ローマはレヴァークーゼンと対戦。ファーストレグを1-0で先勝して迎えた敵地での一戦は、シュート数では23本対1本と相手に圧倒されたものの、最後まで得点を許さず。0-0で試合は終了し、守り切ったローマが決勝進出を果たした。

 試合後、モウリーニョ監督はイタリアメディア『スカイスポーツ』で「私のチームは細部にまでこだわる。(クリス・)スモーリングがベンチにいなかったら勝てなかったかもしれない。(レオナルド・)スピナッツォーラを失って、その後に(ゼキ・)チェリクも失うことは難しかった。細かい部分も重要だ。スモーリングは全力を尽くしたが、(エドアルド・)ボーヴェについても同じことが言える」と選手たちに賛辞を送りながら、次のように続けた。

「信じられないようなチームだ。ローマにこれ以上のことを求めていいのかはわからないが、彼らは特別なものを受けるのに値している。私がローマの歴史にいるかって? 私の関心は選手たちの成長を助けることで、常に全力を尽くして、人々に喜びをもたらすことだ。今日、再びヨーロッパの大会で決勝に進めたことには非常に大きな喜びを感じている」

 昨季、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)で初代王者に輝いたローマにとっては、2シーズン連続でヨーロッパのタイトルに挑むことに。なお、仮に優勝を果たせばクラブ史上初のEL制覇となる。

 5月31日に行われる決勝ではEL最多6度の優勝を誇るセビージャの対戦が決定したことを受け、モウリーニョ監督は「私が気にしていたのは決勝に行けるかどうかだった。セビージャはとても強い対戦相手で、素晴らしい経験を持っている。これからそのことについて考えるが、今はイタリアのリーグ戦について考えていく」と目の前の試合に集中していくことを強調した。