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 アニメ「進撃の巨人」は、2013年から放送が開始され、2023年現在も続く長期アニメシリーズです。アニメの最終パートとなる「進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)」は、2023年11月4日に放送されました。

完結編(後編)#91~#94 配信中
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 今回の記事では、アニメ「進撃の巨人」に登場するキャラクター、ジークにスポットを当てます。主人公エレン・イェーガーとの関係や、その本当の目的、最後はどうなるのかについて解説します。

目次

  • ジークが登場する人気アニメ「進撃の巨人」とは
  • アニメ「進撃の巨人」ジークの基本情報!声優や年齢などのプロフィールを紹介
  • ジークとエレンの関係は?悲しき過去を解説
  • ジークは嫌われている?クズと言われる理由を調査
  • ジークの真の目的とは?マーレ国裏切りの理由を解説
  • アニメ「進撃の巨人」ジークは死亡した?最後はどうなる?
  • アニメ「進撃の巨人」ジークのまとめ

ジークが登場する人気アニメ「進撃の巨人」とは

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 物語の舞台となるのは、人間を捕食する“巨人”が存在する世界。主人公エレン・イェーガーは、巨人の侵入を阻む巨大な壁に囲まれた国で生まれ育った少年です。貧しいながらも、父や母とごく普通の暮らしを送っていたエレンでしたが、ある日突然、巨人に故郷を襲われ、母親を目の前で捕食されてしまいます。そのときエレンは、この世から巨人を1匹残らず駆逐することを決意しました。その後、壁内の軍事組織である兵団(訓練兵団)に入団し、仲間たちと命をかけて巨人討伐に挑みます。

 原作は、2009年9月から2021年4月まで「別冊少年マガジン」(講談社)にて連載されていた、諫山創氏による同名漫画です。電子書籍を含む原作コミックスの累計発行部数が、全世界で1.4億部を突破するほどの大ヒットを記録しています。

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アニメ「進撃の巨人」ジークの基本情報!声優や年齢などのプロフィールを紹介

 ジーク・イェーガーは、主人公であるエレンたち壁内人類と敵対するマーレ国の戦士です。初登場はシーズン2の第12話で、獣の巨人の中から現れた人物として物語に姿を見せました。金髪に口元を覆う髭を生やし、丸眼鏡をかけた容姿をしています。ライナー・ブラウンやベルトルト・フーバー、アニ・レオンハートの上官にあたり、彼らからは「戦士長」とも呼ばれています。

正体不明ゆえの不気味さ 12話「傷 ~トロスト区攻防戦⑧~」
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 ジークは飄々としていて、つかみどころのない性格をしています。調査兵団との戦闘では、戦いを野球のゲームに例えて茶化す姿も見られました。

ジークの基本情報【プロフィール】

 ジークの身長は183cm、体重は92kg。誕生日は8月1日です。

 ジークの年齢は、作中では明言されていません。しかし、7歳のころに両親をマーレ国に告発し、そのときのできごとを自ら「22年前」と説明しています。このことから、ジークの年齢は29歳前後なのではないかと推測されます。

 ジークは九つの巨人の一つ「獣の巨人」の継承者です。巨人化すると猿のような姿に変貌し、手足の長さを利用して、投石に代表される独特の攻撃を行います。また、自分自身の脊髄液を体内に取り込ませたエルディア人を、“叫び”によって無垢の巨人に変え、自由自在に操る能力を持っています。

「進撃の巨人」の巨人とは?種類やモデルの人物を紹介
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ジークの基本情報【声優】

 ジークの声を担当するのは、声優の子安武人(こやす たけひと)さんです。ジーク以外の代表作は「銀魂」高杉晋助役、「ジョジョの奇妙な冒険」ディオ・ブランドー/DIO役、「ボボボーボ・ボーボボ」ボボボーボ・ボーボボ役などです。

 数々の有名作品で人気キャラクターを担当しており、第15回声優アワード(2020年度)では助演男優賞を受賞しています。

子安武人さんも出演するアニメ「銀魂」
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ジークとエレンの関係は?悲しき過去を解説

 ジークは、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーと、彼の前妻であるダイナ・フリッツとのあいだに生まれた子どもです。つまり、グリシャを父に持つエレンとは、異母兄弟の関係になります。

 そんなジークの過去が明かされるのは、シーズン3の57話です。父のグリシャはエルディアの復権を望む「エルディア復権派」のリーダーであり、ジークは幼いころから両親に洗脳教育を施されてきました。

ジークの正体が判明する57話「あの日」
ジークの正体が判明する57話「あの日」

 シーズン4の74話では、ジークの過去がさらに詳しく描かれています。ある日、ジークは偶然にもマーレ兵の会話を聞いてしまい、エルディア復権派が楽園送りにされることを知ります。楽園送りとは、罪を犯したエルディア人を特殊な薬で無垢の巨人に変え、パラディ島に追放する罰のことです。ジークは両親を救うべく、これ以上危険な行動はやめるように訴えますが、まったく取り合ってもらえません。懇意にしていたトム・クサヴァーに事情を打ち明けたジークは、彼の助言に従って両親を告発しました。ジークとジークの祖父母が助かるためには、自ら両親を告発するしか方法はなかったのです。

ジークの幼少期が描かれる74話「唯一の救い」
ジークの幼少期が描かれる74話「唯一の救い」

 ジークは両親から「愛する我が子」ではなく、「自分たちの夢を実現するための駒」としてしか見られていないと思って生きてきました。そのため、ジークは異母弟であるエレンもまた、グリシャに利用されている哀れな被害者だと考えています。そのことは、シーズン4の74話(シーズン3の55話)にて「エレン…俺たちは被害者だ。お前はあの父親に洗脳されている」「いつか必ず救い出してやるからな!」と発したセリフからもうかがい知れます。

ジークとエレン、初対峙の瞬間 55話「白夜」
ジークとエレン、初対峙の瞬間 55話「白夜」

 しかし、シーズン5の第79話で、グリシャに洗脳されているはずのエレンこそが、実はグリシャを操っていた張本人であったことが明らかになります。しかし、同時にグリシャ本人から「ジーク、お前を愛している」と、ジークがグリシャから本音を聞くシーンもありました。悲しく寂しい幼少時代を過ごしてきたジークが、最後には親から愛されていた事実を知る場面では、SNSでも「グリシャがジークを抱き締めるところで、泣いた」「親の本心、泣くだろあれ」と多くの感想が寄せられました。

過去の真実を知る…79話「未来の記憶」
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ジークは嫌われている?クズと言われる理由を調査

 インターネットやSNSでは、ジーク(獣の巨人)に対してときどき「クズ」や「ムカつく」といった声を見かけることがあります。

 その多くは、ウォール・マリア最終奪還作戦にて、ジークが獣の巨人として調査兵団の前に立ちはだかるエピソードについての感想でした。それまではエレンら壁内人類の視点で物語が語られてきたこともあり、ジークが投石攻撃により仲間の命を次々に奪っていく描写や、戦いを野球のゲームに例えるふざけた言動に対して「獣の巨人ほんとムカつく」といった声が多く挙がりました。またこの戦いで、人気キャラクターの1人だったエルヴィン・スミスが命を落としていることも、獣の巨人であるジークが嫌われる一因となっているのかもしれません。

 ただし、物語が進むにつれてジークの過去や考えが明らかになると、「登場したときはムカつく強敵キャラとして嫌いだったのにいつの間にか好きになった」「クズだけどジークの考えには共感が持てる」といった擁護する声も寄せられるようになりました。

ウォールマリア最終奪還作戦 50話「はじまりの街」
ウォールマリア最終奪還作戦 50話「はじまりの街」

ジークの真の目的とは?マーレ国裏切りの理由を解説

 シーズン4の第67話で、エレンがレベリオ地区を襲撃した際、ジークはマーレ軍の戦士として戦っています。しかし、その後はエレンとともに飛行船に乗り、マーレ国を裏切る行動に出ます。

ジークがマーレを裏切っていたと発覚 67話「凶弾」
ジークがマーレを裏切っていたと発覚 67話「凶弾」

 ジークがマーレ国を裏切り、パラディ島のエルディア人と手を結んだ理由は、かねてからの野望である「安楽死計画」を実現するためでした。「安楽死計画」とは、始祖の巨人の力を使ってエルディア人の体の構造を変化させ、今後子孫を残せないようにすることです。「安楽死計画」を実行するには、始祖の巨人を有するエレンと、王家の血を引くジークの接触が必要でした。そのため、ジークはマーレ国を裏切り、エレンと接触を図ったのです。

 ジークが「安楽死計画」にこだわる理由は、実の父親のように慕っていたクサヴァーの存在が関係しているようです。シーズン4の74話において、クサヴァーが「安楽死計画」をエルディア人唯一の救済だと考えている姿が描かれました。クサヴァーを慕うジークが、彼の亡きあともその夢を実現したかったのではないかと考えられます。また、ジーク本人も「僕らは生まれてこなければ苦しまなくてよかったんだ」と語っていることから、「安楽死計画」に賛同していることがうかがえます。

クサヴァーの正義 74話「唯一の救い」
クサヴァーの正義 74話「唯一の救い」

アニメ「進撃の巨人」ジークは死亡した?最後はどうなる?

 シーズン5の第80話において、エレンとジークが接触して地鳴らし(地ならし)が発動したとき、ジークはエレンの巨人化による爆風に巻き込まれます。本人曰く「始祖ユミルに喰われた」状態となり、彼は気の遠くなるような時間を精神世界である「道」で過ごしていたようです。

地ならし発動の瞬間(17分45秒ごろ〜)80話
地ならし発動の瞬間(17分45秒ごろ〜)80話

 完結編(後編)92話にて、そんなジークのもとにアルミンが現れます。現実世界に戻って仲間を助けたいと訴えるアルミンに対して、精気を使い果たした様子のジークは取り合おうとしません。しかし、対話を重ねた末、生きることに対する意味を見出せたジークは、ついにアルミンへの協力(=地鳴らしを止めること)を決意します。

 そして現実世界に戻ったジークは、みずからリヴァイ・アッカーマンに「俺に会いたかったんだろう!?」と呼びかけ、とどめを刺すよう誘導します。おそらく自分が死ぬことで、地鳴らしを止めようとしたのではないでしょうか。その狙いどおり、最期はリヴァイに首を斬られて死亡しました。

楽しかったキャッチボール 92話「心臓を捧げよ」 
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ジークの最期93話「長い夢」
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アニメ「進撃の巨人」ジークのまとめ

 エレンの異母兄弟であるジークは、その初登場時に「獣の巨人」として調査兵団の前に立ちはだかりました。その後も物語の重要なキーマンとして暗躍する彼の存在に、気がつけば目を離せなくなっていた人も多いのではないでしょうか?

 シリーズ最終回となるファイナルシーズン完結編(後編)は各種配信サイトで視聴できます。ぜひ、ジーク活躍を最後まで追いかけてみましょう。

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

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「進撃の巨人」エレンが黒幕?真の目的やミカサたちを裏切った理由とは

アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編にあたるエピソード(動画リンクつき)

完結編(前編)
88 地鳴らし
89 自由の翼
90 絶望の淵にて
完結編(後編)
91 天と地の戦い
92 心臓を捧げよ
93 長い夢
94 あの丘の木に向かって
進撃の巨人 Season1~The Final Season
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「進撃の巨人」原作漫画

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TVアニメ『進撃の巨人』公式サイト

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