日本時間19日、6位ブライトンは今季好調を維持する3位ニューカッスルのホームに乗り込んだ。UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得のために、1ポイントでも勝ち点を積み上げたいシーガルズ(ブライトンの愛称)だったが、マグパイズ(ニューカッスルの愛称)1-4の大敗。勝ち点58のまま足踏みしてしまった。
ブライトンの指揮官デ・ゼルビは試合のインタビューで、「怪我人が多く、12日間で4試合をこなすにはベストコンディションとは言えない」とコメント。消化試合数が少ないブライトンはシーズン終盤にきて過密日程と、難しい状況に立たされている。この試合もその影響が色濃く出た形となった。
ただイタリア人指揮官は「サウサンプトン戦に向けて最高のコンディションで臨めると思う」と語り、早くも切り替えている。先日のアーセナル戦も、エヴァートン戦での大敗を乗り越え、強敵相手に勝利を手にしている。今回の敗戦も次節のサウサンプトンとの一戦に向けて糧にしたいところだ。
選手らもすでに前を向いているようだ。この試合でゴールを決めたウンダヴは「準備万端にして、すべてを出し切る必要がある」と試合後のインタビューで語った。アンラッキーなオウンゴールでニューカッスルに先制点を献上してしまったウンダヴだが、残り3試合に向けて冷静に現状を分析し、闘志を燃やしている。主将を務めるダンクも「このフットボールクラブに歴史をつくりたい」とコメント。クラブ史上初の欧州カップ戦に向けて気合は十分である。
敗北を喫してしまったブライトンは、21日に最下位サウサンプトンとの一戦を控えている。中2日で試合を迎えるため、コンディション面では難しい状況が続くだろう。しかし今シーズンも残すはあと3試合である。悲願の欧州カップ戦出場を待ち望むファンのためにも、再びアクセルを入れ、シーズン終了まで駆け抜けたい。
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