日本時間19日、イングリッシュプレミアリーグ第25節延期分のニューカッスルvsブライトンが行われ、4-1でホームのニューカッスルが勝利。この試合に左WGとしてフル出場した日本代表・三笘薫は、相手の手堅い守備に苦しめられほとんど見せ場を作ることはできなかった。
【映像】三笘薫を徹底的に封じたニューカッスルのトリプルチーム
日本代表へのマークは終始厳しく、前半16分、ウェルベックから三笘へとボールが渡ると、トリッピアー、ブルーノ・ギマラインス、ウィロックの3選手がすかさず三笘を囲うように徹底チェック。三笘は、得意のドリブルで縦に仕掛けることができず、ゴール前で相手に脅威を与えることはできなかった。
この試合唯一のシュートは、前半36分。左サイドの高い位置でボールを受けた三笘は、そのままボックス角へ侵入すると、マイナス方向への切り返しから中にカットインして右足で一閃。しかし、これも枠を外れて今季8点目とはならなかった。
試合後の採点で英メディア『Sussex Live』は、日本代表・三笘薫に対して10点満点中5点を与えた。これはブライトンの選手の中で平均的な点数であったものの、日本屈指のドリブラーがどの試合でも存在感を発揮していることを考えると、物足りないものであることは間違いない。実際、同メディアは「前半はニューカッスルの猛攻にさらされ、ほとんどボールに触ることができなかった」と講評。
英メディア『Sussex World』も、「ボールを持っているときは常に危険だったが、それが十分に起こることはなかった」と、同様に三笘が攻撃に絡めなかったことに言及。また評価点は6であり、これもシーガルズの面々の中では平均的な値であった。ただ仕掛けるチャンスが少なかったにも拘らず、平均的な評価を与えられているということは、三笘の攻撃はそれだけ脅威だったということだろう。
三笘は、ブライトンの攻撃の要として今季ここまで7ゴール4アシストを記録。離脱者が続出しているなかほぼスタメンで出場し毎試合のように得点のチャンスを作り出すことができている。ただ、直近の公式戦9試合はゴールやアシストを記録できておらず、そろそろ数字という結果が欲しいところだ。
残り3試合で、自身の打ち立てた1シーズン日本人最多得点記録を更新し、記念すべきプレミアデビューの年を最高の形で締めくくってもらいたい。
(ABEMA/プレミアリーグ)