NPBセ・リーグの読売ジャイアンツ(巨人)と、パ・リーグのオリックス・バファローズは5月17日、廣岡大志(巨人)と鈴木康平(オリックス)の交換トレードを発表。このトレードについて、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】どっちが得した? 巨人廣岡とオリ鈴木の電撃トレード
5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、この“電撃トレード”について紹介することとなったが、この日、番組に出演した里崎氏は、まずこのトレード自体を「めちゃくちゃいいトレードですね。」と評価した上で、廣岡については「今年イースタンで3割6分ぐらい。ホームランも打ってかなりいい成績を出したんですけど、ゴールデンウイークから1軍に上がってきて、1本ホームラン打ちましたけど、コンスタントに結果を残せなかったっていうところで、もうチャンスがなかなか(無くなっていた)。あとは巨人で門脇(誠)も出てきている中で、オリックスは太田(椋)が怪我で離脱中。右の代打の長距離砲っていうところがいないんですよね。今も1軍には山足(達也)大城(滉二)がいますけども、長距離砲じゃないんで。右の長距離砲がいない中でこの廣岡っていうところは、かなり今のチームのマイナスをプラスに変えるいいトレードだと思います。」と、熾烈な争いを制する形で、同日現在パ・リーグ2位でありながらも、“右の代打”“右の長距離砲”という意味で、廣岡が貴重な戦力たりえることを説明した。
一方、鈴木については、「鈴木も、ジャイアンツもリリーフ崩壊気味なんでね。チャンスあると思う。」と、5月19日終了時点で172失点と、両リーグダントツでワーストの“投壊”状態となり、とりわけ中継ぎ陣の建て直しが急務とされている巨人に入団することが、大きなチャンスであるとコメント。そうした上で里崎氏は、「これはもうお互いの選手がね、お互いのチームのウイークポイントを補う可能性があって。しかも鈴木選手も、オリックスもリリーバー陣、宇田川(優希)も出てきて、山﨑颯一郎も出てきたっていうところで、チャンスも少なくなってきているんでね。チャンスを増やすためにもお互いのトレードっていうのは、間違いなく素晴らしいトレードだと思います。」と、そのトレードの内容を改めて称賛しつつ、両選手の新天地での活躍に期待を寄せる形でコメントした。
なお、こうした両選手のトレードについて、ネット上の野球ファンからは「地味にWin-Win」「巨人の推しがトレードでオリに行ってしまって、パ・リーグほんとに無知だから教えて欲しい、連れてって」「今回のトレードで一部のヤクルトファンから巨人叩かれてるの謎」「これは巨人のトレードの序章。これからまだあるよ。」といった様々な声が上がっている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)