5月12日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、延長12回裏に出た西武の代走・金子侑司の“まさかのタッチアウト”を巡る一連のプレーに、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】このあと、西武・松井監督がブチギレるプレーが飛び出す!
5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、この試合の延長12回裏・西武の攻撃、2死一塁の場面で、サヨナラのランナーとして起用された代走・金子侑司が、あろうことか牽制に誘い出されて挟殺プレーとなり、あえなくタッチアウトでゲームセットという、あまりに意外な形で訪れた結末について紹介することとなったが、スタジオでこの映像を見た里崎氏は、開口一番「挟まれてから、もうちょっと必死に。ちょっと簡単にアウトになりすぎてるんで。そりゃあアウトになりますよ?絶対ね。多くの確率で。でも、もうちょっとっていう思いもあるかもわからないですけど。これはちょっと…“喝だっ!”って言われますね。」「これは喝ですね。」と、仮に百歩譲って、牽制で誘い出されてアウトになること自体は致し方のないことであったとしても、挟殺プレーとなってから、粘ることなく、あまりに淡白な形でタッチアウトとなった一塁走者・金子をピシャリ。
さらに里崎氏は、「しかも代走で出てきてですからね。しかも盗塁してアウトになるんだったらね。しかもベテランだけにね。」と、ベテランの“足のスペシャリスト”であることを買われて、重要な局面で起用されたにもかかわらず、ベテランらしからぬプレーに終始したことを指摘する形でコメントした。
金子といえば、50メートル走のタイムが5秒7と、西武歴代屈指の俊足を武器に、2016年には53盗塁、2019年には41盗塁で盗塁王を獲得。昨季までの通算盗塁数も221と、文字通り、“足のスペシャリスト”であるといえる。そうした意味でいえば、今回の里崎氏による「喝」も頷けるところだが、まだまだその走力自体は健在であるだけに、今後の名誉挽回に期待したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)