リオネル・メッシ、アントネラ・ロクソ

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの妻は、中東への移住に消極的なようだ。イギリス紙『ミラー』がフランスメディアの情報を引用して報じている。

 メッシは4月30日に行われたリーグ・アン第33節ロリアン戦(1-3で敗戦)後に家族とともにパリを発ち、クラブの許可を受けずにサウジアラビアへ渡航。同国への滞在により現地時間1日に行われたトレーニングセッションを欠席した。この訪問を問題視したPSGは、メッシとの間に結ばれていた1年間の延長オプションを行使しないことを決断したとも報じられており、同選手が今夏でPSGを退団する可能性は高いと噂されている。

 報道によると、サウジアラビアのアル・ヒラルは年俸3億6000万ポンド(約618億円)でメッシにオファーを提示している模様で、同クラブはメッシのためにかつての“同僚”である元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツや同国代表DFジョルディ・アルバ、現在のチームメイトであるイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティらの獲得も狙っているという。

 しかし、フランス紙『レキップ』によると、メッシの妻であるアントネラ・ロクソさんは、3人の幼い息子を連れて中東に移住することには消極的で、ヨーロッパに留まりたいと考えており、メッシの去就にも影響があるのではないかとの見方を示している。

 アル・ヒラルのほかにはアメリカのインテル・マイアミが移籍先の候補として挙がっており、それに加えて古巣のバルセロナもメッシ復帰に向けて熱心に動いているとされている。果たして、メッシは来季、どこでプレーすることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まるところだ。