ブンデスリーガ第33節が21日に行われ、首位・バイエルンを勝ち点1差で追いかける2位のドルトムントが敵地でアウクスブルクと対戦した。
前日の試合でバイエルンが敗れたことを受け、この試合に勝てば首位に浮上するドルトムント。試合は、立ち上がりからドルトムントが攻勢に出るが、アウクスブルク守備陣の奮闘もありゴールを奪えない。しかし37分、アウクスブルク最終ラインの裏に抜け出そうとしたドニエル・マレンがフェリックス・ウドゥオカイが倒されると、これがVARにより決定機の阻止とみなされて一発レッドになり、退場処分となった。
数的優位な状況となったドルトムントは攻勢を強めると58分、ボックス右で素早い攻守の切り替えからボールを奪い返したセバスティアン・ハラーが右足でゴール左へシュートを流し込み、待望の先取点を手にする。その後、ホームチームの反撃に遭ったが、84分にマルコ・ロイスのシュートのこぼれをハラーが押し込んで加点。エースの2点目でリードを広げると、後半アディショナルタイムにもユリアン・ブラントのゴールで1点を加えたドルトムントが3-0で勝利した。
この結果、ドルトムントが勝ち点2差をつけて首位に浮上。11シーズンぶりとなるブンデスリーガ優勝に王手をかけた状態で、27日一斉開催の最終節・マインツ戦をホームで迎えることになった。
【スコア】
アウクスブルク 0-3 ドルトムント
【得点者】
0-1 58分 セバスティアン・ハラー
0-2 84分 セバスティアン・ハラー
0-3 90+3分 ユリアン・ブラント