ドルトムントは、アヤックスに所属するメキシコ代表MFエドソン・アルバレスの獲得に迫っているようだ。22日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
1997年10月24日生まれのE・アルバレスは現在25歳。母国の名門クラブ・アメリカでプロキャリアをスタートさせた後、2019年夏にアヤックスへと加入した。中盤の底に君臨し、高いボール奪取能力や空中戦の強さ、さらに抜群のポジションニングでピンチの芽を摘む。“皇帝”ラファエル・マルケスの後継者との呼び声も高い同選手は、今季も公式戦35試合以上でプレーするとともに、昨年11月にはメキシコ代表として自身2度目のワールドカップにも出場している。
そんなE・アルバレスを巡っては、マンチェスター・Uやバイエルンなどのビッグクラブが関心を寄せていることが噂されていたが、現時点でポールポジションに立つのはドルトムントのようだ。『スカイ・スポーツ』によると、E・アルバレスとの1度目の会談は非常に上手くいき、ドルトムント移籍のイメージを持たせることに成功した。そのため、本格的な交渉は最終節以降に開始される見込みだが、すべてが急速に進展する可能性があるという見方。加えて、バイエルンがこのテーブルから降りていることも、追い風となっていることを伝えている。
また、昨夏にアヤックスからドルトムントに加入したFWセバスティアン・ハラーの存在が、E・アルバレス加入を後押しているとのこと。アムステルダムで1年半の日々を過ごし、ハラーのドルトムント移籍後も絶えず連絡を取り合うほど仲が良い関係。『スカイ・スポーツ』は、E・アルバレス獲得における“スーパーエージェント”ハラーがドルトムント移籍を説得させるために、水面下で動いていると指摘している。
アヤックスとの契約を2025年夏まで残しているE・アルバレスだが、今夏のステップアップを望んでおり、移籍金は推定5000万ユーロ(約75億円)とされている。果たして、“スーパーエージェント”を味方につけるドルトムントは、同選手を『ジグナル・イドゥナ・パルク』に迎えることができるのだろうか。