スペインサッカー連盟(RFEF)は23日、バレンシアにレアル・マドリードに所属するヴィニシウス・ジュニオールへの人種差別に対する制裁を科した。
 事の発端となったのは、21日に行われた『ラ・リーガ第35節 バレンシアvsレアル・マドリード』の一戦。試合前から一部のバレンシアサポーターによるヴィニシウスへの人種差別的なジェスチャーが横行していた。とりわけ、70分過ぎには南スタンドに陣取るサポーターから人種差別的発言を受けたヴィニシウスが激昂し、試合が約10分程度止まる事態にまで発展。スタジアム全体に人種差別発言を咎めるアナウンスが発せられた後、試合は再開されたが、終盤にヴィニシウスが退場処分を受けた場面では、スタンドから同選手を侮蔑するチャントが歌われていた。