CL出場権を手繰り寄せる久保建英の活躍! ソシエダ指揮官はさらなる飛躍に期待「まだまだやれる」

 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、23日に行われたラ・リーガ第36節アルメリア戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ラ・リーガ第35節終了時点で、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけるレアル・ソシエダは今節、アルメリアと対戦。『アノエタ』の後押しを背にしたレアル・ソシエダは前半アディショナルタイム、MF久保建英のリーグ戦9ゴール目で先制すると、この1点で逃げ切りに成功。これにより、今節を24日に控える5位ビジャレアルが勝ち点3を上積みできなかった場合は、2試合を残してレアル・ソシエダの9年ぶりとなるCL出場が決定する。

 まず、アルグアシル監督は「私は今夜、とても幸せで満足感に包まれている。ただ、ゴール前で自分たちを失望させたことには、怒りを覚えた。チャンスを作ったのなら、仕留めなければならない。我々は、相手をゲームに引き込ませなかったという点では正しかったけど、チャンスにおいてはダメだった。今夜は1-0ではなく、3-0で勝つべきだ」と終始試合の主導権を握りながらも、決定力に欠いたことを指摘した。

 さらにアルグアシル監督は、決勝点を挙げた久保建英にも言及。今季はキャリアハイとなる公式戦9得点6アシストを記録するとともに、ラ・リーガにおける日本人選手最多得点記録を塗り替えるなど、並外れたパフォーマンスを発揮している久保について、同指揮官は「とても嬉しいけど、もっと欲しい。まだまだやれると思っているからね」と口にしつつ、「彼は常にこの状態を維持し続ける必要がある。パフォーマンスが落ちようなら、チームを去ることになりかねない…。私は、タケの能力を最大限に引き出すためにここにいるし、これまで見せてきた以上のものをタケは秘めている」とさらなる飛躍に期待を寄せている。

 早ければ、今節にも4位以内が確定するレアル・ソシエダの次戦は、2位アトレティコ・マドリード。暫定だが、3位レアル・マドリードとの勝ち点差は「3」、2位アトレティコ・マドリードとは「4」の状況だけに、3強崩しを狙える可能性も残っている。