コッパ・イタリアの決勝戦が24日に行われ、22年ぶりの優勝を目指すフィオレンティーナと連覇を見据えるインテルが対戦した。
試合の均衡が崩れたのは立ち上がりの3分、ボックス左でボールを持ったジョナタン・イコネがGKとDFの間にセンタリングを送ると、ファーサイドに流れたボールをニコラス・ゴンサレスが流し込んで、劣勢と見られていたフィオレンティーナが先手を奪った。
しかし、インテルが徐々に攻め手を増やしていくと29分、中盤でボールを持ち上がったマルセロ・ブロゾヴィッチがボックス右に走り込むラウタロ・マルティネスへスルーパス。これを受けたラウタロが右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左に決まり、試合を振り出しに戻す。
勢いに乗るインテルは37分、クロスのこぼれをボックス右角付近で拾ったココロ・バレッラが浮き球のボールをゴール前に送ると、これに反応したラウタロが右足のボレーでネットを揺らし、前半で“王者”インテルが逆転に成功した。その後はインテルが選手を入れ替えつつ、途中出場のロメル・ルカクやロビン・ゴセンスがゴールに迫り時計の針を進めていく。
なんとか追いつきたいフィオレンティーナは、リッカルド・ソッティルやルカ・ヨヴィッチらを送り出して前線に厚みを作ると、79分と82分にヨヴィッチが好機を迎える。しかし、終盤の猛攻も実らず、試合は1-2で終了。勝利を収めたインテルが2年連続9度目のコッパ・イタリア制覇を成し遂げた。
【スコア】
フィオレンティーナ 1-2 インテル
【得点者】
1-0 3分 ニコラス・ゴンサレス(フィオレンティーナ)
1-1 29分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
1-2 37分 ラウタロ・マルティネス(インテル)