<大相撲五月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館
前頭十六枚目・水戸龍(錦戸)と前頭十枚目・宝富士(伊勢ヶ濱)が2分20秒の大熱戦の末、同体で取り直しとなる珍事が発生。疲れ果てた両力士の姿に客席はざわつき、ファンからは「ヘロヘロだよ」「これはつらいww」といった声が寄せられた。
立ち合いかち上げていった水戸龍。宝富士は相手のかいなを抱えると、土俵中央で互いに牽制し合い、一度離れてから両者頭をつけてこう着状態に陥った。両力士の呼吸は荒くなり、館内からはざわめきが。その後も互いに攻め手がなく、頭四つのままこう着状態が続いていった。
この光景に、ABEMAで解説を務めた元関脇・若の里の西岩親方も「宝富士としては左手を差したいですけど、水戸龍がそれを許しませんね」と説明。その後も頭四つのこう着状態は2分以上にわたって続いたが、最後は出ていく宝富士と回り込んで引く水戸龍が土俵際で粘り、際どい決着となった。水戸龍が押し出すような形にも見えたが、宝富士も残しており、軍配は宝富士に上がった。
すぐに物言いがつき、審判団の協議の結果、両者飛び出すのが同時と判断され、取り直しをすることに。2分20秒の長丁場からの取り直しという珍しい事態に、ABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーも思わず「体力残っていますか?」とポツリ。西岩親方も「取り直しと聞いて両者『え?』『もう一番取るの!?』というような表情になりましたね。もうお互い体力残っていないと思いますよ。長い相撲でしたからね」と代弁。続けて「こうなるともう気力の勝負ですね」と語った。
その後の取り直しの一番では、立ち合い変化して右上手を強引に取ろうとした水戸龍に対し、左を差した宝富士が一気に送り出しを決めて勝利。勝った宝富士は4勝目を挙げ、敗れた水戸龍は今場所負け越しとなる8敗目を喫した。
2分20秒にわたる大熱戦の末の取り直しに、ファンからも「きつい…」「まじかよ…って顔してたw」「ヘロヘロだよ」「これはつらいww」「しんどそうw」と同情の声が続々と寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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