マンチェスター・Uに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、25日に行われたプレミアリーグ第32節延期分のチェルシー戦を振り返った。同日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。
試合は6分にカゼミーロのヘディングで幸先良く先制すると、前半終了間際にアントニー・マルシャルが追加点。後半にもB・フェルナンデスとマーカス・ラッシュフォードのゴールで2点を加えると、チェルシーの反撃を最終盤の1点に抑え、4-1で快勝した。この結果、マンチェスター・Uは勝ち点を「72」まで伸ばし3位に浮上。1試合を残して5位リヴァプールとのポイント差が「6」に拡大したため、2シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定した。
そんななか、B・フェルナンデスのPK後のシーンが話題となっている。PKをきっちりと決めたB・フェルナンデスは喜びの感情を表に出すことなく、ゆっくりと歩きつつ、耳を塞ぐジェスチャーを行った。これを見たチェルシーのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスが怒りを見せ、両チームの選手が入り乱れて、一触即発状態になったのだ。
この場面について、B・フェルナンデスは「何もない。ただゴールを祝っただけだ。少し、僕はイライラしていた。大きなチャンスがあったにも関わらず、それを逃してしまったことにね。だから、少しフラストレーションが溜まっていたんだ」と語った。
この試合の勝利で、CL出場権を獲得したマンチェスター・Uは、6月3日にFA杯決勝のマンチェスター・C戦を控えている。タイトルがかかった重要な一戦となるが、同試合についてB・フェルナンデスは「誰かからトロフィーを奪わなければならない。僕たちはFAカップで優勝したいと思っているし、ここが本当に重要であることは分かっている。勝てばマンチェスター・Cの3冠がなくなることを知っているが、僕たちにとってトロフィーを手に入れることは重要なんだ」と意気込みを語った。