5月25日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクの一戦で、初打席初安打初得点でデビューを飾った日本ハムの加藤豪将について、元・千葉ロッテマリーンズの正捕手で、野球解説者の里崎智也氏が、自身の体験を振り返りつつ、言及した。
【映像】 “逆輸入ルーキー” 初打席初安打デビューの瞬間
5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、MLBのトロント・ブルージェイズやニューヨーク・メッツでのプレーを経て、昨オフのドラフト会議で3位指名され、日本ハム入りを果たした加藤が、5月25日のソフトバンク戦で“NPBデビュー”を果たしたことを紹介。この試合、6番セカンドで先発出場を果たした加藤は、2回裏に巡ってきたNPB初打席で、ソフトバンク先発・ガンケルのストレートをセンター前へと鮮やかに弾き返し、初打席初安打を記録。その後、9番・水野達稀のタイムリー2ベースで生還し、初得点を記録した。
また、その際に、番組司会の辻歩アナウンサーから、日本ハムというチームに入ったことについて、見解を求められた里崎氏は、「まあ、そら、弱いチームに入ったほうがチャンスがあるんで。これはもう仕方ない。僕だって弱いからロッテに入ったわけですから。」と、1998年のドラフト会議で逆指名制度でロッテに入団した自身の体験を振り返る形でコメント。
そうした上で里崎氏は、「ポジションがガチガチに固まっているところに入っていったところで、なかなかチャンスがないわけじゃないですか。そうなってくると、前年最下位とか、5位とかね。そういうチームだとチャンスが巡ってくる可能性は多いんで。」と、チーム成績や、選手層の厚さなどを考慮した上で、いわゆる“常勝球団”よりもこれからのチームに入ったほうが、選手にとっては「活躍の場」という意味で良いとコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)