5月21日に京セラドーム大阪で行われた行われたオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢澤宏太が、投手として出場。打者3人から2三振を奪う堂々たるピッチングで、見事な二刀流デビューを果たし、話題となっている。
【映像】“投手”日ハム矢澤、打者3人から2三振を奪う瞬間
この試合の8回裏から日本ハム5番手として登板した矢澤は、この回先頭の8番・宜保翔をストレートとスライダーで押す配球で、たった3球で一塁ゴロに打ち取ると、続く代打・廣岡大志へは、スライダー中心の配球にツーシームなども交えながら空振り三振に。そして1番・茶野篤政に対しては、スライダーとストレートを交互に投げ分ける器用なピッチングで空振り三振に切ってとった。4-10、日本ハム6点のビハインドでの登板であったとはいえ、また、この日は打者としては出場しておらず、投手での出場のみとなっていたため、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平のようなタイプの“二刀流”ではなかったものの、3打者に対して2三振を奪う好投で、上々の“二刀流デビュー”となった。
こうした“投手・矢澤”の投球について、野球解説者の里崎智也氏は、5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、矢澤の投球について称賛した上で、「先発の方が簡単ですよね。リリーフで使うんだったら、野手もしながら、バッターもあるわけでしょ。どこでピッチング(肩)作るかっていうところで、この回行くぞっていった時に、打順が回ってきたら行きづらいじゃないですか。だから、準備難しくなるので、先発でもいいじゃないですか。」と、大谷のように、投手として先発・DHという形での起用を提案する形でコメントした。
なお、こうした矢澤の“二刀流”起用について、ネット上の野球ファンからは「大谷翔平は指名打者・先発だったけど、矢澤くんは外野手・中継ぎと違う形の二刀流になりそうで面白い」「野手にしろ投手にしろ起用が求められているから凄い」「大谷は規格外過ぎた点があるからイメージしやすい二刀流ロールモデルになりそう。」「新庄も粋なことやるな」「ある意味大谷くんより使い勝手良さそう」といった様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)