5月20日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハム・田中正義が2試合連続で登板。前夜に続き、オリックス打線を3人で切ってとるという“デジャブ感”あふれる安定のピッチングで、今季6セーブ目を挙げ、ファンの間で話題となっている。
【映像】めちゃくちゃ怖い! 笑いながら150キロ超えの豪速球を投げる
前日に行われたオリックス戦では、1-0、1点リードで迎えた9回裏に登板。田中の代名詞ともいえる“絶品ストレート”で力強い投球を披露。オリックス打線を三者凡退に切ってとるという、まったく危なげがない投球で5セーブ目を挙げていた田中は、この日も5-3、2点リードで迎えた9回にマウンドへ。
この回先頭の9番・紅林弘太郎に対しては、初球、カットボールで入ったものの、そこから147km/hのストレート、153km/のストレートと、球速の微妙に異なるストレートを続けて一塁ゴロに。続く1番・福田周平に対しても、力強い“絶品ストレート”にフォークを混ぜつつ、完全に詰まらせてセカンドゴロに。そして最後の打者である2番・西野真弘に対しては、カットボールとフォークを織り交ぜつつもストレートで押し、粘られはしたものの、最後は内角へのフォークで空振り三振に。直前にファウルを打たせた156km/hのストレートが効いた形での見事な奪三振フィニッシュとなった。
田中正義といえば、4月26日のオリックス戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)でプロ入り7年目にして初のセーブを記録した際の“涙のお立ち台”が大きな話題となったが、その後も、“絶品ストレート”で押し切る安定感抜群の投球で守護神として定着。
現在では日本ハムにおける勝利の方程式を担っているが、こうした田中についてネット上のファンからは、「ジャスティスなくしてチームの復調はあり得ない」「まさに救世主。彼が打たれたら仕方ないとさえ割り切れる」「2日連続で1塁すら踏ませない最高の守護神」「力みすぎてるから笑顔で投げて。って言った新庄すごい」「「正義執行!」っていう決まり文句があまりにもカッコ良すぎる」「セーブも嬉しいけどこんだけ怪我で苦しんでいた選手が楽しそうに野球しているのが見ていて嬉しい」「ちな鷹ですが、ようやくジャスティスが活躍してる姿が嬉しい」「ハムに来てくれて本当にありがとう」といった様々な反響が寄せられている。