バイエルンは27日、オリヴァー・カーンCEO(最高経営責任者)とハサン・サリハミジッチSD(スポーツ・ディレクター)の退任をクラブ公式サイトで発表した。
バイエルンは27日に行われたブンデスリーガ最終節でケルンと対戦し、辛くも2-1で勝利。最終節でマインツと引き分けたドルトムントと勝ち点「71」で並び、得失点差で上回ったバイエルンが11連覇を達成した。
興奮冷めやらぬなか、クラブ内部では取締役会の再編が決定した。カーン氏の後任には、副会長のヤン・クリスティアン・ドレーゼン氏が新たに就任する。一方、新たなSDは決定次第発表される。
バイエルンは今年3月、ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ(CL)3冠の可能性を残していたなか、ユリアン・ナーゲルスマン前監督を電撃解任。トーマス・トゥヘル監督を招へいした。しかし、この賭けは成功せず、DFB杯とCLでは早期敗退。リーグでもドルトムントの追い上げを許すことになった。土壇場で無冠こそ免れたものの、カーン氏とサリハミジッチ氏の手腕に対しては懐疑的な声が上がっていた。
カーン氏とサリハミジッチ氏は、ともに現役時代バイエルンで活躍。サリハミジッチ氏は2017年からSDに就任し、カーン氏は2021年からCEOを務めていた。