千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムで、観客とスプリント対決で連勝を続け、話題となっていた“謎の快足男”ダッシュマン。そんなダッシュマンについて、ロッテOBで、その走りに詳しい野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】『コアラのマーチ』130個が奪取される衝撃の瞬間!
今季からZOZOマリンスタジアムで行われるロッテ主催試合の6回表終了後に行われるファン交流企画で、“『コアラのマーチ』10個”を懸けた、観客とのスプリント対決を行い、これまでその圧倒的な走りで連勝を重ねてきたダッシュマン。しかし5月24日、対戦した観客男性が思わぬ力走を見せたことで敗北。キャリーオーバー分を含め、合計130個もの『コアラのマーチ』を奪取されるという事態となってしまった。
5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、ダッシュマンが敗れたこの対戦の模様を改めて紹介することとなったが、その際、当日も解説としてその場に居合わせていた里崎氏は、「全然おもろなかったです。」とバッサリ。そのあまりに容赦ないダメ出しに、番組司会の辻歩アナウンサーが「厳しい。やっぱり古巣には厳しいですね。」と苦笑すると、里崎氏は「いや、もう、サジ加減だもん。ダッシュマンの。勝つか負けるかは(ハンデを決めるダッシュマンの)サジ加減だから、あんな大差で負けちゃうこともあれば、大差で勝っちゃうこともあるし。だからハンデはくじ引きにしろって言ってるんですよ。」と、観客との間で設けられている距離のハンデについて指摘した上で、「(観客が)何メートル先から走れるかはチャレンジャーが(くじを)引いてとかね。あとはハンデとしてダッシュマンが、バットぐるぐる10周回ってから走り出すとか。最初のうちは“おたま”にボール乗せて10メートル走ってから走るとかっていう。くじ引きで“どんなハンデが当たるかな~?”みたいな。そうやったほうが、くじ引きもドキドキ感あるじゃないですか。結局、ダッシュマンのさじ加減なんで。」と、対戦ルールの改善も含め、やや辛口にコメントすることとなった。
なお、ネット上では“謎の快足男”ダッシュマンの敗北に、「これハンデなしでもいい勝負するだろ、今回のファンの人強すぎるわ」「この時売店行ってて、あまりの歓声にえっ追加点!?と思った笑笑笑」「いいなぁ俺もコアラのマーチ欲しいし挑戦しようかな(絶対負ける)」「サトが解説の時毎回ダッシュマンのルールに文句言ってるの好き」「ルールの欠陥を突く解説者の鑑」「里崎ダッシュマンに厳しいのすき笑」「里崎さんの苦言が、芯喰い過ぎててウケる」といった様々な声が相次いで寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)