クインシー・プロメス

 スパルタク・モスクワに所属する元オランダ代表FWクインシー・プロメスが、コカインの密輸に関与した疑いで起訴された。30日、オランダ紙『ヘット・パロール』が伝えている。

 現在31歳のプロメスは、トゥウェンテの下部組織からトップチームに昇格しプロデビュー。ゴー・アヘッド、スパルタク・モスクワ、セビージャを経て、2019年夏にはアヤックスの一員に。その後、2021年に古巣のスパルタク・モスクワへ復帰し、今季はリーグ戦26試合で20ゴール7アシストをマークしている。

 今回、オランダの検察当局は、同選手がコカインの密輸に関与した疑いで起訴されたと発表。麻薬は2020年1月にアントワープ港で摘発されていた。同メディアによると、プロメスは長年に渡りコカイン密輸への関与が疑われていた模様で、犯罪組織との接触についてアムステルダム犯罪捜査局から、過去に2度接触を受けていたようだ。同選手はこれらの容疑を否認しており、弁護士を務めるロバート・マレウィッツ氏は「月曜日の公聴会でさらに説明するつもりだ」と述べている。

 プロメスは2020年7月にも、ホームパーティーで従兄弟の膝に重傷を負わせる刺傷事件を起こしており、懲役2年を求刑されていた。