23年ぶりに日本で開催される世界水泳・福岡大会。『ABEMAヒルズ』に番組コメンテーターとして登場した元競泳日本代表の松田丈志氏が、3人の注目選手を「キャッチコピー」付きで紹介した。
まず、松田氏が「日本悲願の金」として紹介したのは、バタフライと個人メドレーの本多灯(ほんだともる)選手(21)。本多選手について、松田氏は次のように話す。
「僕と同じ200メートルバタフライを得意種目としている選手。200メートルバタフライは、日本が得意な種目で、オリンピックでも何度もメダルを取っている。ただ、男子で金メダルを取った選手はまだいない。先輩からのプレッシャーもかけつつだが、彼には世界水泳、そしてオリンピックでの金メダルを目指してほしい」
次に松田氏は「打倒!新怪物」として個人メドレーの瀬戸大也(せとだいや)選手(29)を挙げた。
「世界選手権では金メダルを4度取っている選手だが、オリンピックだけは金メダルが取れていない。来年のパリ五輪に向けて『絶対金メダルを取りたい』気持ちで、金藤理絵さんを育てた加藤健志コーチのところで練習している。ただ、“新怪物”としてフランス代表の21歳レオン・マルシャン選手が立ちはだかるだろう。
彼は、かつてのマイケル・フェルプス選手が持つ400メートル個人メドレーの世界記録まであと0.45秒まで迫っている。現在、マルシャン選手を指導しているのがそのマイケル・フェルプスを育てたボブ・ボウマンコーチだ。怪物を作るメソッドが注入されていて伸び続けている彼と瀬戸選手がどう戦うのか注目したい」
最後に松田氏は「日本の“自由形”を頼むよ」というキャッチコピーを付けて自由形とバタフライの松元克央(まつもとかつひろ)選手(26)を挙げた。
「松元勝央、通称“カツオ”だ。彼は200メートル自由形を主戦場にしていて、世界水泳でもメダルを取った選手だが、今年の彼は“進化”している。そのポイントは『スピード』だ。主戦場ではない100メートル自由形でも、47秒台で日本新記録を叩き出した。スピードに磨きがかかったことで100メートルバタフライでも代表権を得ている。松本選手の進化したスピードがどれだけ200メートル自由形のトップに迫れるのかは大注目だ」
(『ABEMAヒルズ』より)
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