6月1日に行われたセ・パ交流戦、オリックス・バファローズ対広島東洋カープの一戦で、オリックス期待の新星・山下舜平大が先発。広島打線相手に6回を投げ、6奪三振、自責点0(失点1)と、リーグ戦の勢いそのままに圧巻の投球を披露し、今季5勝目を挙げた。
【映像】怪物・山下舜平大、全球「メジャー級」 バッターに襲いかかる瞬間
今季は開幕のマウンドを託され、その後、リーグ戦で“無双”状態となっていた山下が、セ・リーグの各打者に対してどのような快投を見せるかという点に多くの注目が集まるこの交流戦、まず山下が対峙することとなったのは、セ・リーグ3位の広島。
その広島に対して山下は、初回、先頭の1番・西川龍馬を“たった1球”157km/hのストレートで一塁ゴロに打ち取ると、2番・韮澤雄也に対しては、MAX157km/h、力強いストレートを9球続けてライトフライに。続く3番・秋山翔吾へは、真ん中やや内寄りのカーブを2球続けて投じるという、度胸満点の配球で、ショートゴロに打ち取った。
その後も山下は、勢いのある高めのストレートを釣り球に、時折、“野茂英雄氏直伝”だというフォークを織り交ぜながら、広島打線を翻弄。3回表に迎えた2死二、三塁のピンチも、2番・韮澤雄也に対し、フォークを混ぜつつ、自慢のストレートを見せながら、最後は外角のカーブで空振りの三振に。4回には味方のエラーとタイムリーで1点を失うも、この日、奪われたのはこの1点のみ。6回まで球速・球威ともに落ちることなく、投げきった。
6月2日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、こうした山下の好投について紹介することとなったが、その際、VTRで山下の投球を見た野球解説者のG.G.佐藤氏は、「すごいの一言ですよね。負ける気がしないというか。またニュースターが一人出てきたなという感じがしますよね。」とその“無双ぶり”を称賛しつつ、「佐々木朗希投手とはまた違うタイプの、重戦車というか、バズーカ的な重厚感がありますよね。」と、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希を引き合いに出す形でコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「ストレートの威力エグすぎて捉えられてもスタンドインしないの凄い」「シュンペーターが投げた試合全部負けてないの凄すぎる」「無傷の5勝目って凄い、、これからどんだけ勝ちをつけて行くのか期待しかない!」「ボール先行してもゾーン内で押し込めるから根負けしないの本当に凄い」「化け物と言うのがピッタリな選手 安定感が凄い」「金子→山本由伸→宮城→山下と化け物級の投手が途切れないのは凄すぎる」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)