5月27日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズの一戦で、楽天・小深田大翔が行った走塁に、野球解説者のG.G.佐藤氏が言及した。
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0-2、楽天2点ビハインドの展開で迎えたこの試合の3回裏、2死一、二塁という反撃のチャンスで、楽天の4番・浅村栄斗は、日本ハムの先発・ 鈴木健矢が投じた初球、124km/hの内角のストレートを上手く叩いて、レフト前へと運ぶ一打に。無論、二塁走者の小深田大翔は、三塁を蹴って一気にホームを目指し、同時に、一塁走者の辰己涼介も、二塁を蹴って三塁を目指したが、ここで日本ハムのレフト・松本剛は、好判断で三塁へと送球。
一度は、小深田の生還後に辰己がアウトという判定で、楽天が辛くも1点を奪った形となったものの、その後、日本ハム側のリクエスト要求を経て判定が覆り、「辰己のアウト後でチェンジ」すなわち、既に3アウトとなっているため、小深田の本塁到達は幻に。
こうした楽天のあまりに手痛い走塁ミスに、ネット上の野球ファンからは「全力疾走の大事さと冷静なランナーや野手の状況判断、監督の視野、いろんなことが凝縮されたシーン」「マツゴーの迷いのない送球がまた素晴らしい」「ホームイン前にちょっとでも緩めちゃうと最下位になるから駆け抜けようね」といった様々な反響が相次いで寄せられることとなった。
6月2日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこのプレーについて検証することとなったが、このプレーをVTRで見たG.G.佐藤氏は、「(先行する三塁走者の小深田が)8割くらいの力で走ってたので、まぁ責められないですけど、2アウト一、二塁のときの二塁ランナーのケースが要注意だっていう、いい意味で注意喚起ができたんじゃないかと思います。これから気をつけましょう、このプレーは。全力疾走で駆け抜ける。ちゃんと。」と、松本の送球で刺された辰己のみならず、二塁走者である小深田が、最後まで速度を緩めずに全力疾走でホームインしていれば防げたプレーであるとした上で、自らの経験も踏まえ「勝負事は何があるかわかりませんから。気を抜いちゃダメ。」と、不確定要素の多い勝負事であるからこその注意点についてコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)