将棋の第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局・ベトナム対局は6月5日、藤井聡太棋聖（竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、20）と挑戦者の佐々木大地七段（28）が現在対局中だ。午前10時（日本時間12時）には、藤井棋聖は「フルーツと豆のチェー」、佐々木七段が「バンヤロン」のオーダーだった。ベトナムの伝統的なおやつの注文とあり、ABEMAの視聴者も「気になる気になる！」「これは食べてみないとわからない！」と興味津々の様子だった。
将棋界にとって、約4年ぶりの海外対局の舞台はベトナム。スイーツの種類が豊富で多様としても知られており、本局で両者が注文するおやつの注文には大きな注目が集まっていた。午前のおやつには、藤井棋聖が「フルーツと豆のチェー」とオレンジジュースをオーダー。現地では王道のスイーツで温かいものと冷たいものがあるが、今回は冷たいデザートとして用意された。新鮮なライチがたっぷりと使われており、見た目にも涼やかな逸品。観光に出歩くことは難しいが、対局中のおやつタイムで現地の味を楽しみリフレッシュを図っていた。
一方、タイトル戦初登場の佐々木七段は「バンヤロン」と炭酸水をチョイス。パインの葉で着色された翡翠色の美しい餅菓子で、日本ではなかなか味わうことのできない珍しいデザートだ。餅の間にはすりつぶした豆がサンドされており、ココナッツクリームに絡めて味わうもので、濃厚な甘みをたっぷり味わうことができる。現地からレポートを担当した木村一基九段（49）は、「日本のお餅とは違って、すごく柔らかい。豆の香ばしさを感じて食感がとても良い。疲れた時にはとても良さそう。おめでたいときに食べることが多い菓子とのことです」とコメントしていた。
珍しいおやつとあり、視聴者も「わらびもち？」「これは食べてみないとわからないね」「もちもちしてそう！」「きゅうりかな？」「ナンヤロン？」など興味津々の様子だった。
さらに木村九段は、日本からの移動の飛行機で藤井棋聖の隣の席だったといい、「藤井棋聖は機内でも詰将棋を解いていた。初めての海外ということで、飛行機の揺れを若干気にしているようだった」と情報を加えていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
