将棋の藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、20)に佐々木大地七段(28)が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局が6月5日、ベトナム・ダナン市の「ダナン三日月」で行われている。注目の開幕局は、ほぼ互角のまま白熱の終盤戦へ。今後の展開に大きな注目が集まっている。
4連覇を目指す藤井棋聖に、タイトル戦初登場の佐々木七段が挑戦するシリーズ。開幕局は、振り駒で藤井棋聖の先手番となった。得意の角換わりが志向されると、藤井棋聖の攻め、佐々木七段の受けの展開に。先手から強い攻勢を見せてペースをつかんだ。力戦が得意な佐々木七段もやや苦戦を強いられる中でも簡単には崩れない。強い応手で絶対王者にプレッシャーをかけて互角へと押し戻した。
午後4時(日本時間午後6時)の時点で、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示しているが、解説を務めた黒沢怜生六段(31)は「藤井棋聖は、AIのその先を読んでいる可能性がある。そのくらい信用がある棋士」とコメント。今後の終盤戦で、どのような激しい戦いが繰り広げられるか。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午後4時(同午後6時)時点での残り持ち時間】
藤井聡太棋聖 1時間35分(消費2時間25分)
佐々木大地七段 1時間9分(消費2時間51分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)