将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントが6月6日に行われ、久保利明九段(47)と澤田真吾七段(31)が午前10時から対局を開始した。現タイトル保持者である藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王将、棋聖、20)への挑戦権獲得に向けて、初戦を突破するのはどちらか。
【中継】久保九段VS澤田七段 注目の挑決トーナメント1回戦(生中継中)
久保九段は、1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:14期)。順位戦B級2組(A級:13期)。タイトルは2008年から棋王3連覇のほか、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。振り飛車党をけん引するトップ棋士で「捌きのアーティスト」の異名を持つ。自身にとっての初タイトルと思い入れのある棋王戦の初戦から、上位進出を目指す。
澤田七段は、2009年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組:1期)、順位戦B級1組。棋戦優勝やタイトル戦登場はないが、通算成績は500局を超え勝率6割台を維持。2020年度には14連勝マークし、将棋大賞の「連勝賞」を受賞した。今期は順位戦B級以上のシード条件で挑戦者決定トーナメントからの参戦となった。
両者の過去の対戦は8局で、ともに4勝4敗。澤田七段が2022年11月の順位戦B級1組8回戦など直近の対局で3連勝中となっている。持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は久保九段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)