6月7日に楽天モバイルパーク宮城で行われたセ・パ交流戦、東北楽天ゴールデンイーグルス対阪神タイガースの一戦で、阪神が11点を奪う猛攻で勝利。その際、本拠地・甲子園さながらの迫力で、チームに勢いを与えた阪神ファンの声援が、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】虎の怪物・佐藤輝、マー君を打ち砕いた打球速度がエグすぎる
楽天・田中将大、阪神・西勇輝の両右腕による対決となったこの試合、阪神が3回に“虎の怪物”こと5番・佐藤輝明に、走者一掃の3点タイムリー三塁打が飛び出して3点を先制すると、楽天はその裏、9番・安田悠馬、1番・辰己涼介の2者連続ソロ弾という、ダイナミックな攻撃で追い上げて3-2に。1点差にまで詰め寄るも、阪神は5回、佐藤の“2打席連続三塁打”を足がかりに2点を追加し、5-2。7回には7番・ミエセスのソロ弾も飛び出して楽天を引き離し、終盤へ。そして9回には、楽天の“守乱”に乗じて一挙5点。終わってみれば11-3という大差で阪神が勝利を収めることなった。
ベテラン・田中を打ち崩し、最後はダメにダメを押す形での圧勝となったこの試合展開に、スタンドに詰め掛けた阪神ファンは大盛り上がり。まるで本拠地・甲子園であるかようなド迫力の応援を披露し、パ・リーグファンのド肝を抜くこととなったが、ネット上でも、こうした“猛虎襲来”ともいうべき阪神ファンの応援については「虎ファンやばすぎやろ…」「甲子園だと圧倒されるとかいうのわかるわ」「楽天モバイルの甲子園化待ったなし」「羨ましくはあるw」「阪神の平田コーチやけに声が大きいなと思ってけど、いつもこういう環境だからなのね」「これが“甲子園の魔物”の正体やろか」といった様々な反響が寄せられることとなった。
実は交流戦の開幕カードとなった埼玉西武ライオンズ戦でも、こうした阪神ファンによる応援は大きな注目を集めており、その模様について紹介した6月2日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、野球解説者のG.G.佐藤氏が、「甲子園じゃないの?ベルーナですか、これ?どんだけ阪神ファンの方、いらっしゃるんですか。超満員。すごいね。」と、驚いた様子でコメントした上で、「この日、池袋の駅にいたんですよ。阪神ファン、大勢いましたよ。すごかったです。」と、スタジアム周辺はもとより、そこに向かう電車の駅でさえも虎ファンにジャックされる状態であったことを明かしていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)