「目皿(めざら)」と呼ばれる、男性用小便器のフタが、北海道札幌市の公園から相次いで盗まれている。札幌市役所によると、市内10カ所以上のトイレで、合計38枚の目皿が盗難されているのを清掃業者が発見した。目皿は1枚680円で、被害総額は約2万円と少額ではあるが、税金で購入されたものだ。
そもそも「目皿」とは、どんな器具なのか。トイレ研究家の白倉正子氏は、尿や下水の臭いがわき上がるのを防止することと、虫が入ってこないようにすることの、2つの目的があると説明し、「なくなるとトイレが不快になる」と指摘する。では、なぜ盗まれたのか。
「便器のタイプによっては、部品の製造終了や入手が困難なケースがある。“他であるなら拝借しちゃおう”となったか、あとはイタズラと予想する」(白倉氏)
盗まれた38枚に加えて、先週、新たな目皿窃盗がわかった。6月6日〜8日に8カ所、計12枚が盗難にあい、補充直後に盗まれたケースもあるという。振り返れば、過去にも「謎の窃盗」があった。
●自転車のサドルが大量窃盗
●公園から真ちゅう製の大型プランター窃盗
●空き家から水道メーター600点 大量窃盗
●エアコンの室外機 相次いで盗難
かつて強盗致傷の罪で懲役5年6カ月の実刑判決を受けた過去のある、元アイドルの後藤祐樹は「犯罪をするなら、いくら儲かるかを先に把握する。想像できないけど、思わぬニーズがあると思う」と語る。
どのような意図で、目皿は盗まれたのか。元週刊『SPA!』副編集長の田辺健二氏は「本当に不思議。盗むにしてはオッズが合わない」と指摘し、千原ジュニアやFUJIWARA原西孝幸も「ほんまに目的を教えてほしい」「意味がわからない」と首をかしげていた。(『ABEMA的ニュースショー』より)
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