【キリンチャレンジカップ2023】日本6-0エルサルバドル(6月15日/豊田スタジアム)
最高の形で代表に復帰してみせた。多くのファンが日本代表に戻ってくることを待ち望んでいた古橋亨梧に、歓喜のゴールが生まれた。右サイドからのクロスを完璧に合わせたストライカーの活躍には、「嗅覚が鋭い」「ポジショニング完璧」と賛辞が集まった。
日本代表が5-0とリードして迎えた73分、前を向いてボールを向けたアンカー・守田英正が、途中出場で右サイドバックに入った相馬勇紀に展開。ポルトガルのカーザ・ピアでプレーするアタッカーがボックス内に鋭いクロスを上げると、古橋がドンピシャのヘッドで叩き込んで相手にトドメを刺した。途中交代でピッチに入ってから8分後の一撃だった。
ゴールを決める直前、古橋は体を一回転するような動きで相手のマークを外している。その際に一度ボ-ルから目を切っているにも関わらず、落下地点まで無駄のない動きで詰められるポジショニング技術は完璧であり、海外で圧倒的な結果を残した得点力は見事の一言だ。
フジテレビで解説を務めた槙野智章氏は「これまでいいボールが入らなかったですからね。一発できめました。強い!」と絶賛。と同時に「川辺のフリーランニングも相当効いてる」と、ニアに飛び込むことでファーの古橋をフリーにした川辺駿の献身性にも言及した。
SNSでも「古橋さすがだ」「やっぱり古橋の決定力はすごいわ」「古橋は得点嗅覚が鋭くなったな」「ポジショニングが完璧」と、今季スコティッシュ・プレミアシップで得点王となり、最優秀選手賞を受賞したストライカーの得点力を称賛する声が相次いだ。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)