1期が2023年の春アニメとして放送されていた『【推しの子】(おしのこ)』は、推しの子供に転生した主人公がある復讐を果たすために、芸能界にいるであろう父親を探すストーリーです。
SF的な要素を盛り込みながらも現実の芸能界をリアルに描いていることで話題になり、アニメの放送後には『【推しの子】』の関連ワードがTwitterでトレンド入りすることも珍しくありません。
この記事では、『【推しの子】に登場する少女・さりなの病名やゴローとの関係性などをまとめています。
目次
- アニメ『【推しの子】』とは?
- アニメ『【推しの子】』天童寺さりなとは?どんな病気だった?
- 天童寺さりなの声優・高柳知葉さんとは?
- 実写版『【推しの子】』天童寺さりなのキャストは?
- アニメ『【推しの子】』天童寺さりなの苗字は原作漫画よりも早く判明!
- 天童寺さりなが生まれ変わった星野ルビーとは?
- アニメ『【推しの子】』天童寺さりなとゴローの関係は?
- さりなは、アクアがゴローの生まれ変わりだと気づく?
- アニメ『【推しの子】』天童寺さりなのまとめ
アニメ『【推しの子】』とは?
アイドルグループ「B小町」のアイの熱狂的ファンである雨宮吾郎(あまみや ごろう/ゴロー)は、産婦人科医として働いています。ある日、アイの活動休止が発表されて落ち込んでいたゴローでしたが、診察に来た妊婦がアイだと判明します。推しのアイドルの妊娠にショックを受けつつも、ゴローは子供ができたことを公表せずにアイドル活動を続けると言うアイの力になることを決めました。しかし、ゴローはアイの担当医になったことで大きな事件に巻き込まれることになります。
原作は漫画家の赤坂アカ(あかさか アカ)氏と横槍メンゴ(よこやり メンゴ)氏がタッグを組んで「週刊ヤングジャンプ」で連載している漫画です。アニメ第1話はテレビ放送される前に、『【推しの子】 Mother and Children』のタイトルで全国の劇場で先行上映されました。
アニメ『【推しの子】』天童寺さりなとは?どんな病気だった?
天童寺さりな(てんどうじ さりな)は、アニメ第1話の序盤でゴローの回想に登場した女の子です。病気だったため、アクアの前世であるゴローが勤めていた病院に入院していました。アニメでは省略されていますが、原作漫画の第1話では宮崎県の病院だと記載されています。
さりなはアイドルグループ「B小町」のアイの大ファンで、病室では「B小町」のライブ映像を見てダンスの振り付けを覚えていたほどでした。自分と同い年でありながら大人っぽくて歌もダンスも上手いアイに憧れていて、生まれ変わったらアイみたいな顔がいいと話しています。
長い期間を病室で過ごしていて、体は不自由で立ち上がることすらできなかったようです。結果的にさりなは、病気によって12歳という若さで亡くなってしまいました。
さりなが亡くなってから4年ほど経って、アイの子供の星野ルビー(ほしの ルビー)に転生して第2の人生を過ごすことになります。
さりなの病名は?
さりなは退形成性星細胞腫(たいけいせいせいせいさいぼうしゅ)という病気で亡くなりました。この退形成性星細胞腫は実際に存在する病気です。
脳に発生する悪性腫瘍で、5年生存率は調査にもよりますが20%程度。脳腫瘍は悪性度がグレードで1〜4まで分類されて、グレード4が最も悪性の腫瘍とされています。さりなが亡くなる原因となった退形成性星細胞腫は、グレード3の悪性度です。
天童寺さりなの声優・高柳知葉さんとは?
さりなの声を演じているのは、高柳知葉(たかやなぎ ともよ)さん。高柳さんは千葉県出身の声優で、趣味は舞台を観劇したりハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルのコンサートに行くことだと話しています。
中学1年生の頃から声優になりたいと思っていたそうで、高校までは勉強に集中し、大学1年の秋に事務所の養成所に入ったそうです。声優になって嬉しかったことを聞かれた際には、アフレコ現場でマイクの前で芝居をしている時に自然とセリフが出る瞬間が嬉しいと答えています。
高柳さんはさりな役を演じることについて、「今作のオーディションを受けられたことだけでもとても幸せで、良い思い出ができた…アニメ化楽しみ…と思っていたので、決まったと伺った時も今も胸がいっぱいです。さりなちゃんの想いを、愛を、人生を、精一杯演じさせていただきます」とコメントしています。
これまでに高柳さんが演じてきたアニメ作品としては、『恋する小惑星』の木ノ幡みら役、『まちカドまぞく』の陽夏木ミカン役、『ウマ娘 プリティーダービー』のオグリキャップ役などがあります。
実写版『【推しの子】』天童寺さりなのキャストは?
ドラマシリーズが2024年11月28日(木)より配信、その続きとなる映画が2024年12月20日(金)より全国公開される実写版『【推しの子】』。実写版でさりな役を担当するのは稲垣来泉(いながき くるみ)さんです。
4歳から女優として活動を開始した稲垣さんは、これまでに『TWO WEEKS』『ちむどんどん』『糸』などに出演しています。
アニメ『【推しの子】』天童寺さりなの苗字は原作漫画よりも早く判明!
アニメ第1話は、原作コミックス1巻の内容に該当します。1話の序盤でさりなの病室が映るシーンで、「天童寺さりな」という名札が映し出されました。原作コミックス1巻ではさりなの名字は判明しないため、このシーンはアニオリで追加されています。
アニメ第1話のエンディングのキャストクレジットでも、さりなは「天童寺さりな」とフルネームで記載されていました。調べた限りでは、原作でさりなの名字が天童寺だと判明したのはコミックス8巻収録の第75話なので、アニメでは原作よりもかなり早いタイミングでさりなの名字が判明しています。
天童寺さりなが生まれ変わった星野ルビーとは?
さりなは、死亡した後にアイの子供のルビーに転生して、アイのようなアイドルを目指しています。ルビーに転生しても前世の記憶は残っていて、双子の兄のアクアからアイドルはコストとリターンが見合っていない仕事だと言われても、「何もできないまま終わる人生だってあるんだよ」と言ってさりなの人生を思い出していました。
アクアが賢いと分かる描写はいくつか描かれていますが、ルビーもアクアほどではないにしろ前世の記憶があるため、頭はいいようです。アニメではカットされていますが、原作コミックス1巻にはルビーとアクアのことを知っている幼稚園教諭がインタビューを受けているシーンがあり、その幼稚園教諭はルビーについて「小・中学生位の知性があったと思いますよ」と発言していました。
さりな役の声優は高柳知葉さんですが、ルビーは伊駒ゆりえ(いごま ゆりえ)さんが演じています。
アニメ『【推しの子】』天童寺さりなとゴローの関係は?
さりなは、アクアの前世であるゴロー(雨宮吾郎)が研修医だった頃に入院していました。さりなはゴローの事をアイと同じくらい好きだと言っていて、ゴローに「結婚して!」と伝えていましたが、ゴローからは「16歳になったら真面目に考えてやるよ」と言われています。
生まれ変わったらアイみたいな顔になりたいというさりなに対して、ゴローはさりなも可愛いから生まれ変わる必要はなく、退院したらアイドルを目指せばいいと伝えていました。ゴローは、さりながアイドルになったら推してやるとも言っていましたが、さりなは12歳で亡くなってしまいます。
ゴローはさりながきっかけでアイの大ファンになり、さりなと同い年のアイにさりなの面影を重ねているかもしれないと話しています。
さりなは、アクアがゴローの生まれ変わりだと気づく?
ゴローの事が好きだったさりなは、亡くなった後にアイの子供のルビーに転生しています。ルビーの双子の兄であるアクアは、ゴローが転生した姿です。
劇中ではルビーとアクアが前世の話をするシーンがいくつかあります。アニメ第1話では、ルビーはアクアに前世の性別は女なのかと聞かれて答えていました。しかし、前世での年齢について聞かれた際にルビーは「大人の女性」だと回答し、年齢に関してははぐらかしています。
ルビーはアクアに「前世とかどうでもいいし! 余計な詮索しないで」と発言していて、お互いの前世については詮索しないようにしているようです。しかし、どこかのタイミングでお互いの前世の名前を知ってしまう……という展開もありえるのではないでしょうか。
アニメ『【推しの子】』天童寺さりなのまとめ
アニメ『【推しの子】』に登場する天童寺さりなは、アニメ第1話の序盤で産婦人科医のゴローの回想で登場した少女です。病気で入院していて、体は不自由で立ち上がることもままならなかったようです。
さりなはアイドルグループ「B小町」のアイの大ファンで、病室で「B小町」のライブ映像を何度も繰り返し見て、ダンスの振り付けを覚えていました。12歳の時に退形成性星細胞腫で亡くなってしまいましたが、ファンだったアイの子供・ルビーに転生します。
さりなの声優を担当しているのは、高柳知葉さんです。高柳さんはこれまでに『ウマ娘 プリティーダービー』のオグリキャップ役、『恋する小惑星』の木ノ幡みら役などを演じています。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
17 | 成長 | メルト覚醒! |
18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |