アニメ『【推しの子】』星野ルビーとは？前世の死亡理由や名言、声優を紹介

　2023年の春アニメ『【推しの子】（おしのこ）』。推しのアイドルの子供に転生した主人公が、芸能活動をしながら父親の手がかりを探す作品です。90分拡大版の第1話は『【推しの子】Mother and Children』のタイトルで全国の劇場で先行上映されたほか、2024年7月から2期が放送されました。

▶ルビーが見せた漆黒の意志 24話
▶ルビー、白骨死体との絶望の対面 23話
▶ルビーの父!?カミキヒカル登場 22話

　原作は「週刊ヤングジャンプ」と「少年ジャンプ＋」で連載されている人気マンガです。作者は赤坂アカ（あかさか アカ）氏と横槍メンゴ（よこやり メンゴ）氏で、コミックスのシリーズ累計発行部数は1800万部を突破しています。

　この記事では、『【推しの子】』の登場人物・星野ルビー（ほしの ルビー）のプロフィールや基本情報・声優情報などをまとめています。

アニメ『【推しの子】』とは？

　産婦人科医として働く雨宮吾郎（あまみや ごろう）ことゴローは、アイドルグループ『B小町』のアイの熱狂的なファンです。ある日、診察に来た妊婦がアイだと判明してショックを受けるゴローでしたが、安心して子供が産めるようにアイに協力することになります。しかし、アイの出産予定日に何者かに襲われてしまったゴローはそのまま死亡し、なぜかアイの子供に転生していました。

　サスペンス要素を含みながらも、新しい切り口で芸能界をリアルに描いた作品です。2023年4月12日に放送されたアニメ第1話は、Twitterの世界トレンド1位を獲得して話題になりました。1期では人気音楽ユニットYOASOBIがオープニングテーマを担当。2期のオープニングは、中島健人（なかじま けんと）さんとキタニタツヤさんによる新ユニットGEMN（ジェム）が担当しました。

アニメ『【推しの子】』星野ルビーの基本情報！身長は何cm？

　アニメ『【推しの子】』に登場する星野ルビーは、星野アイの娘でアクアの双子の妹です。名前の正式な漢字表記は星野瑠美衣（ほしの るびー）ですが、アニメのHPやエンディングのクレジットでは「ルビー」とカタカナで記載されています。左目が星のように輝いているのが特徴で、幼少期は髪をリボンで結んでいました。

　アクアと同様に生まれ変わりで前世の記憶があります。前世では入院生活が長かったこともあり、ダンスをしたことがありませんでした。そのため幼少期のルビーはダンスに苦手意識があり、幼稚園のお遊戯でも逃げ出していましたが、アイとダンスの練習をしたことで克服します。

　母親であるアイ譲りのルックスとダンスセンスを持っていて、さらに演技は未経験でありながらアニメ第1話では苺プロの社長夫人・斉藤ミヤコ（さいとう ミヤコ）を騙すほどの演技力を見せています。

　成長後は苺プロ所属のアイドルになりました。アイが所属していたグループ『B小町』を襲名して、女優の有馬かな（ありま かな）、インフルエンサーのMEMちょ（めむちょ）と一緒に活動しています。ダンスは得意なルビーですが歌はヘタで、MEMちょとのカラオケ対決では43点でした。

　アニメの公式HPによると身長は158cm。誕生日に関してはアニメのHPや原作でも公開されていませんが、年齢は第12話時点では16歳です。

星野ルビーの声優・伊駒ゆりえさんとは？

　ルビーの声優は、伊駒ゆりえ（いごま ゆりえ）さんです。ニックネームは「ごまちゃん」で、好きなものは女性アイドルやディズニー。女性アイドルが好きな理由は、ステージでキラキラ輝いている姿を見ると元気になるからなのだそうです。

　2023年4月から文化放送の超！A&G+にて、冠ラジオ番組『A&G NEXT STEP 伊駒ゆりえのHOOOOPE!』が放送開始。世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live 2024」では『B小町』として出演し、かな役の潘めぐみ（はん めぐみ）さん、MEMちょ役の大久保瑠美（おおくぼ るみ）さんと共に『B小町』の楽曲を披露しました。

　AnimeJapan 2023の『【推しの子】』のトークステージにて、ルビー役が自身のテレビアニメ初レギュラーだと明かしています。『【推しの子】』以外の出演作としては『アズールレーン』のハルフォード役、『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のシマ役があります。

　YouTubeの「TVアニメ【推しの子】公式チャンネル」では、ラジオ番組『【推しの子】のおはなし』でアクア役の声優・大塚剛央（おおつか たけお）さんと共にパーソナリティを担当しているほか、伊駒さんが『【推しの子】』のアフレコ現場をレポートする動画が配信中です。

実写版のキャストは誰？

　2024年1月24日に、実写版『【推しの子】』のドラマ・映画の制作が発表されました。実写版『【推しの子】』でルビー役を演じるのは、齊藤なぎさ（さいとう なぎさ）さん。神奈川県出身の2003年7月6日生まれで、指原莉乃（さしはら りの）さんがプロデュースしているアイドルグループ・=LOVE（イコールラブ）の元メンバーです。

　2023年1月に=LOVEを卒業してからは、映画やドラマ、バラエティ番組をはじめABEMAの恋愛番組『花束とオオカミちゃんには騙されない』にも出演するなどマルチに活躍しています。

幼少期のルビーを演じるのは斉藤柚奈さん

　幼少期のルビー役を担当するのは斉藤柚奈（さいとう ゆな）さんです。2022年CMにて子役デビュー、その後多数のCMに出演するほか、2024年からは『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』に出演。実写版『【推しの子】』が映画初出演となります。

星野ルビーは誰の生まれ変わり？前世の死亡理由は？

　ルビーの前世は、第1話の序盤でゴローの回想に登場した天童寺さりな（てんどうじ さりな）という女の子です。病気のためアクアの前世であるゴローが勤めていた病院に入院していました。アイドルグループ『B小町』のアイの大ファンで、病室では『B小町』のライブ映像を見て、ダンスの振り付けを覚えています。さりなは、自分と同い年でありながら大人っぽくて歌もダンスも上手いアイに憧れていて、生まれ変わったらアイみたいな顔がいいと話していました。

　ゴローのこともアイと同じくらい好きだと言っていて、ゴローに「結婚して！」と伝えていますが、ゴローには「16歳になったら真面目に考えてやるよ」と言われていました。結局、さりなは退形成性星細胞腫（たいけいせいせい せいさいぼうしゅ）という病で、12歳で亡くなっています。

　生まれ変わった後もルビーはゴローがどこかで生存していると思っていましたが、その希望は第23話であえなくついえてしまいました。

▶ルビー、白骨死体との絶望の対面 23話

アニメ『【推しの子】』星野ルビーの家族構成・友人関係は？　

　ルビーの家族は、母親のアイと双子の兄のアクアです。アイが亡くなる前の時点で、アクアとルビーの戸籍は芸能事務所・苺プロダクションの社長夫妻に移していたといわれているので、アクアとルビーの戸籍上の両親は斉藤壱護（さいとう いちご）と斉藤ミヤコになるようです。

　第20話では、DNA検査の結果から舞台「東京ブレイド」主演の姫川大輝（ひめかわ たいき）がルビー達の異母兄弟であることが判明しました。姫川の父親の名前は上原清十郎（うえはら せいじゅうろう）で、すでに故人ですが売れない役者だったとのことです。

　清十郎がルビー達の父親で確定かと思われましたが、第22話でルビーがアイの墓参り後にすれ違ったサングラスの男・カミキヒカルが、ルビーは自分の娘だと発言しました。カミキの発言の真偽は不明ですが、清十郎かカミキのどちらかがルビーの父親の可能性があります。

▶アイの強火オタクだったルビー 1話
▶ルビー、アクアの異性関係に強い反応 16話
​▶姫川とルビー、父親が同じだった 20話 
▶ルビーの父!?カミキヒカル登場 22話

友人関係など

　成長してからは陽東（ようとう）高校の芸能科に通うようになり、クラスメイトのグラビアアイドル・寿みなみ（ことぶき みなみ）やマルチタレント・不知火フリル（しらぬい フリル）と友人になります。

　かなとは幼少期にアクアとアイが出演した映画の撮影現場で知り合い、陽東高校で再会。かなの方がひとつ年上なので、 高校入学時には先輩後輩という間柄です。

　アクアが番組で共演したMEMちょを事務所に連れて来ると、MEMちょがかつてアイドルを目指していたことを知ったルビーは、MEMちょに手を差し伸べて『B小町』への加入を歓迎しました。ルビー、かな、MEMちょの3人で新生『B小町』として活動しています。

▶ルビー、みなみ、フリルと「今ガチ」の話で盛り上がる 9話
▶ルビー＆みなみ、チャラ男にナンパされる 16話

星野ルビーが闇堕ち？目の星が黒く変化したのはなぜ？

　ルビーの前世・さりなは、産婦人科医のゴローに恋をしていました。ルビーに転生してからもゴローのことが好きで、ゴローが働いていた病院に電話をかけるも、ゴローは失踪したと告げられます。

　「B小町」のミュージックビデオの撮影で宮崎県を訪れた際、ルビーと黒川あかね（くろかわ あかね）がゴローの死体を発見しました。ルビーがグループ名を「B小町」にしたのもゴローに見つけてもらうのが理由のひとつで、きっとどこかでゴローは自分を応援してくれていると考えていましたが、ゴローの死を知ったルビーはひどく落ち込みます。

　その後のミュージックビデオの撮影中、アイやゴローを殺した犯人達への怒りが込み上げてきたルビーは犯人を殺すことを決意。すると、これまで左目だけが星のように輝いていましたが、両目が星のように強く輝き、色も黒色に変化しました。

　劇中では、アクアの目の星が黒くなるシーンがいくつかあります。第1話の父親を殺すことを決意するシーン、第3話でプロデューサーがかなの陰口を話していた後のシーンで、アクアの目の星が黒くなりました。ルビーやアクアは暗い感情を抱いた時に、目の星が黒くなるのではないでしょうか。

アニメ『【推しの子】』星野ルビーが所属する新生『B小町』とは？

　ルビーが所属するアイドルグループは『B小町』です。元々『B小町』は母親のアイが所属していたアイドルグループでしたが、アイが死亡してから2年後に解散しています。ルビーが所属する『B小町』は、かつてアイが所属していた『B小町』の名前を襲名したグループのため、新生『B小町』とも呼ばれています。

　新生『B小町』のメンバーは、ルビー、子役出身の女優・有馬かな、インフルエンサーのMEMちょの3人です。芸能事務所・苺プロが十数年ぶりにアイドル部門を復活させる際、ルビーが最初の所属アイドルになり、有馬かなとMEMちょの2人をアクアがスカウトしてきました。

　小中学生に大人気の覆面筋トレ系YouTuber・ぴえヨンとのコラボや、YouTubeチャンネル登録者数37万人のMEMちょの加入によって、少しずつ知名度を高めています。そして襲名したグループのため、「サインはB」などのアイが所属していた時代の楽曲を使うことができます。 

▶ユニット名が『B小町』に決定 5話
▶MEMちょ加入、ダンス練習、カラオケ対決 9話
▶B小町のセンターが決定 10話

新生『B小町』のファーストステージ

　第11話では、ジャパンアイドルフェスに出演した『B小町』。かなに「アイドルになるために生まれてきたみたいな子」と言われるぐらいステージを楽しみ、観客を沸かせました。アイがいた『B小町』を知る古参アイドルファンをも魅了し、別のアイドルファンからも「人気でるかもなぁ」と絶賛されています。

　ジャパンアイドルフェスで披露していた楽曲は「STAR☆T☆RAIN -New Arrange Ver.-」「サインは B -New Arrange Ver.-」です。

▶アイドルになる夢を叶えたルビー 11話
▶新生B小町の活動をアイに報告 12話
▶「プレイボーイ」に載ったB小町 14話
▶「やだやだやだー！」ルビー全力の駄々 21話

アニメ『【推しの子】』第1話の星野ルビーの名言「有名税って何？」がSNSで反響！

　アニメ第1話の終盤には、死亡したアイに対してネットで「死んでしゃーなし」などの誹謗中傷が書き込まれていて、それを見たルビーがスマホを見ながら怒るシーンがあります。

　ルビーは「有名税って何？　お客様は神様みたいな事言ってさ、それはお前等の使うセリフじゃねーんだよ！」と捲し立てて、「傷つけられる側が自分を納得させる為に使う言葉を、人を傷つける免罪符に使うな……!!!」と泣きながら叫びます。

　このセリフに対してTwitterでは、「ルビーのセリフにグッときてしまった…」「有名税のところ泣いた」「ルビーの台詞いいなぁ。考えさせられる」など、このルビーのセリフが印象的だったという感想ツイートが多く見られました。

まとめ

　アニメ『【推しの子】』に登場する星野ルビーは、天童寺さりなが星野アイの娘として転生した姿です。左目が星のように輝いているのが特徴で、母親のアイ譲りのルックスとダンスセンスを持っています。

　成長してからはアイが所属していた『B小町』を襲名したグループを結成し、有馬かな、MEMちょと共にアイドル活動を開始しました。

　ルビーの声優の伊駒ゆりえさんは、『【推しの子】』がアニメ初レギュラー作品だと明かしています。YouTubeの「TVアニメ【推しの子】公式チャンネル」では、伊駒さんがアフレコ現場をレポートする動画が配信されています。

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会

アニメ『【推しの子】』放送回一覧（動画リンクつき）

話数	サブタイ（タップで動画へ）	見どころ
1	Mother and Children	アイの愛、圧巻の作画
2	三つ目の選択肢	見事な重曹の舐めっぷり
3	漫画原作ドラマ	ワルカッコいいアクア
4	役者	『今日あま』作者の涙…
5	恋愛リアリティーショー	色々とガチなぴえヨンダンス
6	エゴサーチ	眼前で検索ワード読上げの暴挙
7	バズ	あかねの壮絶な演技力…
8	初めて	アクア、1話で3人オトす
9	B小町	本気が過ぎるかなPV
10	プレッシャー	ぴえヨンの地声、ガチイケボ
11	アイドル	赤子の頃と変わらぬオタ芸
12	東京ブレイド	姫川とかな、迫真の掛け合い
13	伝言ゲーム	原作者、脚本家にバチギレ
14	リライティング	師匠と弟子の修羅場
15	感情演技	ホラーすぎるゴローの影
16	開幕	迫真の「一緒に殺してあげる」
17	成長	メルト覚醒！
18	太陽	ホラーみ溢れるあかね
19	トリガー	かな覚醒の瞬間
20	夢	アイが死ななかった世界
21	カイホウ	アクアの目から星が消える
22	自由	アイの墓に現れたカミキ
23	再会	ルビー、故郷で絶望の対面
24	願い	ルビーが見せた漆黒の意志

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