【キリンチャレンジカップ2023】日本6-0エルサルバドル(6月15日/豊田スタジアム)
ゴールを決めた本人も、ファンにとっても歓喜の瞬間が訪れた。相手CBのミスを突いてボールをカットした上田綺世がPKを獲得すると、これを自ら冷静に沈めて、念願の代表初ゴールを決めた。この記念すべきゴールにファンは「これが見たかったんだよ!」と大喜びの様子だ。
日本代表が1-0とリードして迎えた3分、エルサルバドル代表は左SBからCBへとバックパスをするも、CBのロナルド・ロドリゲスがトラップミス。これを見逃さなかった上田は、CBより前に身体を入れてファウルを誘発し、ロドリゲスにはPK献上、レッドカードの処分が下された。
上田はファウルを受けた直後は足を痛そうにしていたが立ち上がり、自らこのPKをゴール右下隅に沈めて念願のA代表初ゴールを記録した。
これには視聴者から「上田初ゴールおめでとう」「代表初ゴールおめでとう!」「代表での上田綺世ゴールを見たかったんだよ」「とにかく初ゴールめっちゃ大事!」など、多くの祝福の声が寄せられた。
上田の代表デビューは2019年のコパ・アメリカ。それ以降、鹿島アントラーズでエースに成長し、22年夏に海外移籍と順調にキャリアを歩んできたが、代表ではゴールを決めることができなかった。
それでもA代表デビューから15試合目となったエルサルバドル戦、上田は自ら獲得したPKを冷静に沈めた。ゴ-ル以外の場面でも存在感を発揮するなど、今季ベルギーリーグで得点ランキング2位と大きな飛躍を遂げたストライカーは、成長した姿をファンに届けることに成功した。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)