国内最大級のプロアマ参加の麻雀大会「麻雀最強戦2023」のファイナル進出を目指す「麻雀最強戦2023 骨肉の争い」が6月18日に行われ、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」赤坂ドリブンズでも活躍する鈴木たろうが、決勝卓オーラスで役満・四暗刻をツモアガリする劇的な逆転優勝を果たした。
【映像】オーラスで劇的な逆転優勝となった鈴木たろうの役満・四暗刻
予選A卓を勝ち上がった鈴木は、決勝卓で今期まで一緒に赤坂ドリブンズ戦った村上淳、B卓を勝ち上がったEX風林火山所属の勝又健志、松ヶ瀬隆弥と決勝卓で対戦。東1局から中・混一色の7800点をアガり先制したが、その後は松ヶ瀬、さらには村上の追撃を食らって東場をラス目で折り返した。スピーディーに進んだ南場は、そのまま村上トップ目、鈴木ラス目でオーラスを迎えたが、ここで麻雀界の歴史に刻まれるドラマチックな展開が待っていた。
鈴木の手に逆転条件を満たすツモリ四暗刻のテンパイが入ると、直後に3着目の松ヶ瀬も役満・国士無双をテンパイ。さらには勝又も四暗刻のイーシャンテンまで近づいていた。2人のどちらかが役満をアガるか、流局で村上が逃げ切るかという痺れる展開の中、鈴木が見事に6筒をツモって四暗刻を成就。奇跡の大逆転優勝を果たした。
試合後、鈴木は「今日はアガれそうな配牌がアガれなくて、さすがに無理だろうというのがアガれました。（オーラスは）僕はダメだと思っていて、最後形作りのために行ったのがよかったのかもしれません。どうせダメだろうと思っていたらテンパって、一応形は作ったと思ったら、でした」とニコニコ。「麻雀って本当に知らないところでドラマが起こっていて、興奮するポイント、感情移入するポイントもいっぱいあるので、これからもご視聴よろしくお願いします」と、最後まで笑顔だった。
【決勝結果】
1位 鈴木たろう
2位 村上淳
3位 松ヶ瀬隆弥
4位 勝又健志
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
