藤井聡太竜王・名人、“八冠”挑戦へ注目のトーナメント2回戦 村田顕弘六段と対局開始/将棋・王座戦挑決T
【中継】藤井竜王・名人VS村田六段 注目の挑決トーナメント(生中継中)

 将棋藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が6月20日、王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で村田顕弘六段(36)と午前10時から対局を開始した。全タイトル八冠制覇まであと1つとしている藤井竜王・名人が、残る王座戦の挑決トーナメントを勝ち進み挑戦権を獲得することができるか。

【中継】藤井竜王・名人VS村田六段 注目の挑決トーナメント(生中継中)

 藤井竜王・名人は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王(1組以上:2期)、第81期名人(A級以上:2期)。前年度、保持する5つのタイトル防衛に加えて、初挑戦となった棋王戦五番勝負を制し六冠王に。さらに2023年度は防衛戦の叡王戦五番勝負、初挑戦した名人戦七番勝負に勝利し、最年少名人と史上2人目の七冠保持者となった。全八冠制覇まで、残る最後のタイトルとなったのが「王座」だ。王座戦は6期目の参戦で、初出場となった2018年(第66期)のベスト4が最高。全冠制覇に期待が寄せられる今期、トーナメントを勝ち進んで初の挑戦権を獲得することができるか。

 村田六段は、2007年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級1組。以前は居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダーだったが、現在では居飛車が圧倒的に多くなっている。王座戦は15期目の参加で、今期は一次、二次予選を勝ち上がり、自身2度目の挑決トーナメント入りとなった。1回戦ではタイトル経験者の強豪・木村一基九段(49)に勝利。2回戦では、自身の編み出した戦型「村田システム」を武器に、“絶対王者”に挑む。

 両者の公式戦対局は過去3局あり、直近の2019年6月に行われた第78期順位戦C級1組1回戦を含め藤井竜王・名人の3連勝中となっている。約4年ぶりの対戦となる両者が本局でどのような戦いを繰り広げるか、大きな注目が集まっている。

 第71期王座戦挑戦者決定トーナメントは、予選を勝ち抜いた10人とシード6人の合計16人で争われ、優勝者が現タイトル保持者の永瀬拓矢王座(30)への挑戦権を得る。持ち時間は各5時間のチェスクロック方式。振り駒の結果、先手は村田六段に決まった。ABEMAではこの対局を終局まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第71期 王座戦 挑戦者決定トーナメント 藤井聡太竜王・名人 対 村田顕弘六段
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