6月10日にエスコンフィールドHOKKAIDO行われたセ・パ交流戦、北海道日本ハムファイターズ対阪神タイガースの一戦で、日本ハム・万波中正が“爆肩バックホーム”で勝ち越しの走者を刺したプレーについて、万波のみならず、捕手の伏見寅威に対しても、称賛の声が続々と寄せられている。
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3-3の同点で迎えたこの試合の5回表に、阪神は日本ハム先発の伊藤大海から2死二塁と勝ち越しのチャンスを作ると、ここで迎えた2番の中野拓夢は、カウント1-0からの2球目を叩いて一二塁間へ。二塁走者が生還すれば勝ち越しという場面であったが、この打球に対し、ライトの万波は果敢に前進して拾い上げると、一気にバックホーム。矢のようなバックホームで、二塁走者・木浪聖也を“本塁憤死”させることに成功し、マウンド上の伊藤を盛り立てることとなった。
6月16日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、この万波の“爆肩バックホーム”による「勝ち越し阻止」の場面を取り上げることとなったが、その際にこのプレーをVTRで改めて確認した野球解説者の里崎智也氏は、万波のプレーを称賛しつつ、「ショートバウンドしてるから、キャッチャー・伏見も上手かったですよね。」と、万波の送球をしっかりと受けとめ、木波の本塁突入を阻んだ捕手・伏見のプレーについてコメント。「(送球が)どこまで伸びてくるのか、(あるいは)ワンバンするのか、判断が難しいところで。(結果的には)ショートバウンドだったんで、まだ捕りやすかったとは思いますけど、あれがもうちょっと早めにワンバンしてたらね、捕りにくいですし。万波の送球も素晴らしいですけども、キャッチャー・伏見のキャッチングからのタッチがより素晴らしかったですね。」と、長らく捕手をつとめていた里崎氏ならではの視点で、このプレーを振り返ることとなった。
また、里崎氏と同様、この一連のプレーについては、ネット上の野球ファンからも「万中去年よりも小さいモーションで最速のプレーでこの送球だし 伏見もあのスピードのショートバウンドをシングルハンドで捌いて最速タッチしてるし」「伏見の捕球からタッチまでも完璧すぎるな」「伏見のキャッチングからのタッチの流れが素晴らしすぎる」「万波の送球が間に合うことすらエグいんだけど、ショーバン捌いて手首もってかれながらしっかりタッグアウト取る伏見凄いわ」「ショートバウンドの捕球からあの手首の曲がり具合でこぼさなかったトライさんもすごい」「このプレー今ゆっくり見ると万波選手の肩も超すごいし、それを捕球し無駄の無い動きのタッチプレーの伏見選手も超すごい」「これぞプロ中のプロの技、素晴らしい」と、万波の“爆肩バックホーム”を、「勝ち越し阻止」のスーパープレーとして「完成」させた伏見への称賛の声が続々と寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)