前WBOスーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)とWBA同級王者のジョシュア・フランコ(米)によるダイレクトリマッチがいよいよ目前に迫った。昨年大みそか、両者は2本のベルトをかけて拳を交え、結果はまさかのドロー。互いのプライドをかけた再戦の行方を占った。
 世界のトップで10年以上戦い続ける井岡にとっても、今回ほど大事な一番は今までなかったかもしれない。昨年大みそかのドロー決着を受けて、井岡は悩んだ挙げ句に虎の子のWBOタイトルを返上。「ドロー決着は、自分もフランコ選手も納得していない」とライバルとのダイレクトリマッチを選択したのだ。