これは、ハーバード大学による史上最長の幸福研究を手がける研究者が、他の最新研究の知見もあわせて書籍にまとめたデータだ。
書籍『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』(辰巳出版)は、1938年から2000人以上を追跡した「ハーバード成人発達研究」を元にしたもの。
その中で、慢性的な孤独感は1年あたりの死亡率を26%高め、高齢者にとって孤独感は肥満の2倍健康に悪いと明かされている。そして、孤独感があると免疫系の働きを抑制、脳機能低下など身体的な影響がでることもあるという。
では、健康で幸せな生活を送るにはどうすればいいのか――。それは良い人間関係、他者との交流の“質と頻度”が重要だという。
そして、人生100年時代と言われているが、「大切な人と過ごせる時間は意外と短い」というデータもある。
今40歳とした場合、週に1回1時間会っている人と80歳までに一緒に過ごす日々の合計は87日間、月に1回なら約20日、年に1回なら約2日となる。
『ABEMAヒルズ』は、この書籍の推薦文を書いた株式会社キャスター取締役CROの石倉秀明氏に、人間関係の質についての見解を聞いた。
「友達の数は関係ない。自分が絶対味方でいたい人など、関係を大事にしようと思える人との時間が全コミュニケーション時間の中で高い割合を占めればよい。相手を大事にしようと思うからスマホを見ながらの会話ではなく、能動的に質問するなど充実した時間を過ごせる」
(『ABEMAヒルズ』より)
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